感動の出発編はココ
心洗われる上五島1日目はココ
ダイナミックな大自然の福江島2日目はココ
∑・m= チュンチュン
おはようございます。
五島列島の福江島で迎えた2回目の朝です。
ツーリングは昨日で終わってるけど
船の出港時間が10時10分とゆっくりあるので
その時間までみっちり遊んじゃおうと思います。
なので今日も早起きして昨晩にコンビニ(エブリワン)で買っておいた
朝食を食べます。
サラダコッペ。
あの本家のサラダパンを参考に商品化したらしく
しっかり沢庵が入っています。
沢庵とマヨの不思議な組み合わせが癖になりそうな
パンを食べて朝の福江市街地をウロチョロ。
まずは日本唯一と言われる海城の福江城
幕末の黒船来航に合わせて
築城された新しい城で石田城とも呼ばれています。
石垣とお堀は当時の物ですが
建物は史料館で敷地は県立高校がはいっているみたい。
それほど歴史があるわけではないけど
ちゃんと武家屋敷の通りも残っています。
塀の作り方が独特だね。
観光地化されていないので
とっても静かで良いです。
(早朝だからか?)

各地に残る城下町の風景の中でも
ここは保存状態がかなり良いよ。
ではホテルに荷物を取りに戻って
チェックアウトして鬼岳方面に走ってみます。
島の東南部の海沿いにある
鐙瀬ビジターセンターに行って見ました。
センターの施設はまだ開いてないけど
海沿いに遊歩道があるので朝の鐙瀬の海岸を見てみましょう。
ここも黒潮で南国風な風景になっていますが
その花々の先に展望台がありました。
鬼岳ができる時の噴火で流出した
溶岩の海岸が一望できます。
ここも五島に来たときは是非訪れてほしい場所だ。

展望台からはゴツゴツした溶岩の海が見れますが
反対を見ると福江島のシンボルである
鬼岳が見えます。
上半分が草原になってて可愛い山です。
鬼岳には後で行くので
まずは鐙瀬海岸を散策するよ。
本土とはちょっと違った雰囲気の樹木帯の中に
遊歩道があって足元には
アカテガニとフナムシがいっぱい。
海辺に出ると
岩が溶岩だってよくわかります。
その岩の上にもアカテガニがいっぱい
いらっしゃいます。
とりあえず溶岩の海岸でジドリを・・・
って、ぜんぜん間に合って無いケロ(汗)
(朝は動きがニブイ響なのだ)
鐙瀬海岸の散歩を堪能した後は
鬼岳を目指します。
案内板を探して
登山道へ
鬼岳の中腹まで行くと
広い駐車場がありました。
もちろん登る気満々ですので
少しでも楽をするため
ちょっとだけちびっ子バイクの特権を使わせていただきます。
と、言っても100mくらいなものですが
このハンデが重要なのだ。
最初の丘を登ると
展望台がありました。
普通の市民はここで
鬼岳ピクニックを楽しんでるのでしょう。
めっちゃ気持ちが良いもんね。
でも私は火山である鬼岳の火口が見たいので
見れるところまで登りたいと思います。
めっちゃ登りやすそうでしょ?
ゴールが遠いのも良くわかるので
気分的には楽じゃないけど
昨日の大瀬崎灯台の帰りに比べたら
鼻くそみたいな山だぜ。
おっと、教会で綺麗になった響はそんなお下品な
言葉を使っちゃダメダメ。
長い船旅を控えているので
体力温存ノロノロ歩きで行きたいと思います。
一歩あるくたびに
バッタが飛ぶ山道をテクテク
山道脇に咲くツリガネニンジンなどの野草を
見ながらしばらく登って振り返る、
結構頑張ってるわたし。
そして頂上じゃないけど
最初のピークまで登ると
鬼岳の火口が見れました。

火ノ岳・箕岳・臼岳からなる火山帯の一つの山の鬼岳で
もちろん今は噴火してないけど
火口の北側が崩壊して火砕流がおきた
地形がよく判ります。
その方角を見ると福江空港が見えました。
こうして見ると大きな島だよね。
(1日で楽々回れちゃうケロ)

朝の絶景を堪能して
登って来た道を下ります。
朝露で濡れた草が滑りそうで
登りよりキツかっぱ。
それでは鬼岳から見えていた
福江空港の周辺を散策してみます。
昨日は海沿いばかりでしたので
内陸部分はまだ走って無いんだよね。
鬼岳の外周を廻る道を探して
適当に走ってみると
コンカナ王国がありました。
ホテルを予約する時に
安いビジホが満室でお世話になった
カンパーナホテルとこのコンカナ王国しか
空いてなかったんだよね。
しかし王国ってまだ残ってるんだな。
中に入るとコテージやレストランがあって
ここはツーリングで泊まるんじゃなくて
家族やグループで泊まる場所だね。
とりあえず入り口に立ってるオブジェは
こうして撮るのか?
コンカナ王国を出ると
広い農地が広がっています。
この広い土地で
島の野菜を供給しているのでしょう。
道は空港で行き止まりになったので
福江方面に戻ります。
戻る途中に明星院があるので
島を出る前の最後の寄り道。
教会群のイメージが濃い五島ですが
ちゃんとお寺もあります。
遣唐使の寄港地だったこの島に
唐の国から戻って来た空海が立ち寄ったと言われるお寺です。
んじゃ、名残惜しいけど港へ
福江港のフェリーターミナルに着くと
太古がわたしの帰りを待っててくれていました。
出航は10:10
この五島を近くて遠い存在にしているのが
このまるっと1日を使わないと行けないダイヤでしょう。
行は寝て行けるけど帰りは
昼間の時間しかないのだ。
(人間だけ乗る高速船ジェットフォイルを使えば自由度は増します)
チケットを買って
時間まで売店をウロウロしたり
五島うどん食べて待ちます。
食べ終わると乗船案内が出たので
乗船開始。
もう手順はマスターしてるので
さっさと係員の方にバイクを預けて
陣取り成功!
この場所、も~らいっ!
こんな風に横になってジドリしてたら
ほんとに眠くなって寝ちゃった。
起きたら初日に降りた青方港を出たところでした。
福江→青方→小値賀→宇久と
各島に停まった後は博多港まで暇です。
スマホのゲームをやりまくり
飽きたら寝るを繰り返します。
そしてウトウトした後
なんとなく窓を見ると陸が見えたので
今どの辺を航行してるんだろう?と
先頭のブリッジに出てみると・・・
ヒャ~~~!
大好きな生月島大橋じゃまいかっ!
まさかこの橋を船から見れるなんて
感激です。
じっくり見たいけど
この新造船の太古さんのスピードが速いので
アッと言う間に橋を通り過ぎてい行っちゃいます。
呼子の沖を通って糸島半島の芥屋大門を見ながら
船旅を楽しみますが流石に7時間半乗ってると
次回に乗る時があれば
飽きちゃうこと間違い無しだ。
そして定刻の17:50に博多港に入港です。
あ~、戻って来てしまったって言う感じと
ただいま~って感じがします。
日が傾いた博多港に
再びポコポコーーと言うBlue・bee号の
音が響く。
対岸の港にはコスタ、ファシノーザが停泊中。
デカイ!
全長:290m
総トン数:111.200t
まぁ。わたくしにとってはバイクを積めんのなら
ど~でも良い船だけどね。
後は暗くなった峠を
ゆっくり走って響の夏休みツーリングはおしまい。
天候不順と言う今年の夏のおかげで
ずっと行きたかった島に行くチャンスが出来きました。
暖かいお見送りもあり
島の人とあいさつを交わすほのぼのとした時間や
絶景で感動もした思い出深いツーリングでした。
五島列島のツーリングレポートと言う記事が少ないため
プランニングが難しい島でしたが
今後もし五島ツーリングを計画されてる方がいれば
このレポが少しでも役に立てれば幸いです。
① 道が良いので大型バイクでもOK
② コンビニが極端に少ない代りに自販機はめっちゃ多い
③ 観光用の道路案内は出る方角と出ない方角がある。
④ 教会見学はマナーを守りましょう(お賽銭も忘れずに)
⑤ 迷子になっても島から出ないのでどうにかなる
⑥ 思ったより南国
⑦ 蛇は1匹だけ見た
⑧ アカテガニがいっぱい道に出てるので避けるのが大変
⑨ 島の車はみんなのんびりなので合わせましょう
⑩ ガソリンスタンドはあるがハイオクを置いてないので注意
そんな事を書いてるとまた行きたくなる響なのでした。
