感動の出航はココ

清めまくった上五島編はココ





<・m= チュンチュン



おはようございます。




福江島で清らかな心のまま目覚めた

響でございます。



今日の五島地方の予報は大陸からの

高気圧に覆われますが気圧の谷の影響で曇が広がりやしいでしょう。



昨日はちょっと暑かったので

曇り程度が丁度いいかもしんない。



ま、晴れ男なんで雨の心配はしなくて良いでしょう。




ツーリングの朝はいつもより早く目覚めてしまうので

あまり騒がしくしないように静かにツーリングの準備をするのだけど

同じホテルに連泊なので

今日の荷物はこんだけ。

0 連泊なので荷物はこれだけ.JPG


とっても身軽です。



地図は無くてもよさそうだけど

三脚はジドリするので絶対忘れてはいけない。




静かにホテルから出て

街を走るけどやっぱり朝が早いので街はガラガラです。


1 まだ街は寝ています.jpg



福江城の前にコンビニがあるのを確認していたので

そこで朝食のパンを食べて

福江島の外周を時計回りに巡る作戦で

k165へ

2 島を時計回りで巡ります.JPG



昨日の上五島もそうだったけど

三桁県道でもこんなに快適な道なんだよ。




火山だった鬼岳をグルっと回るような道ですが

その途中で「井穴」と言う案内が出たので

行って見た。

1 探検しろってことか?.JPG


富江溶岩トンネルと言うらしいけど

鬼岳の噴火の時にできた溶岩の風穴らしい。




穴ポコとくればもう入らないわけにはいかないので

ライトを持って来てないけど入っちゃうぞ。

2 階段を下ったところに穴があるみたいです.JPG


階段を下りると井穴の入り口が見えたけど

なんか閉まってないですか?



金網の戸を引いてみるも

しっかり南京錠が掛かっとる!

3 入れませんでした.jpg


もう入る気満々だったのに。



真っ暗な奥まで行く気満々だったのに。



全然ビビッてなんてなかったのに。





仕方ないので入り口だけでも覗いとこ。

4 深そうだね.JPG


地下水が溜まってるみたいだけど

かなり探検隊気分を味わえそうな雰囲気だね。



井穴を出て元のk165に出るけど

再び海沿いへ

3 農地が広がっています.JPG



富江半島の海沿いにサイクリングロードが通っていて

車両と共有部分を走るとこんな像が!


4 きったねぇ髭だな.JPG



誰?

(髭がきちゃないですよ)




ちょっと先に行くとトイレがあって

説明版がありました。


9 トイレも完備.JPG



江戸時代末期にこの海沿いにある石塁に居住していた

船大工の勘次と言う男らしい。


5 指差す方に何がある?.JPG


一度村から行方不明になって

見つかった時はカッパと一緒に築いた

石塁に住んでいたというちょっと変わったお方です。




一緒に指差してる人は勘次さんのお父さんかな?

6 わたしも一緒に.JPG


海を見つめているのは

船大工だったからかもね。




とりあえずイタズラも忘れずに・・・


7 調子に乗ります.JPG


ちなみに

カッパと築いた石塁はこれらしい ↓

10 これが城の石垣の跡らしい.JPG


普通の石垣にしかみえんケロ




しかしこの海沿いの道は良いよ。


11 自転車と併用区間.JPG



サイクリングロードなので全部は走れないけど

これ以上のシーサイドは無いって思うくらい

シーサイドロードです。


5 まさにシーサイド.JPG




しばらく走ると潜望鏡みたいな灯台もあったよ。


12 潜望鏡みたいな灯台.JPG


笠山鼻灯台と言って小さいけど

暗礁地帯を教える大事な灯台なのでした。



6 畑だらけ.JPG


富江半島から出て

R384を西へ


7 大型バイクでも普通にOK.JPG



途中から大瀬崎方面へ曲がって

k50を走るけどその途中で可愛い教会がありました。


13 可愛い教会見つけた.JPG


しっかりとした御影石で出来ています。

(マリア像の入り口の目印みたいです)←墓地なので行ってないよ



8 島ってことを忘れてしまいそう.JPG


昨日の中通島と違って

アップダウンが多い道を走って福江島の

一番西側まで来ました。



9 今日も水位が高いです.JPG



玉之浦の漁港の近くに

たしかわたしの好きなアコウの樹があるはずなんだけどぉ・・・




目印は大山祇神社ですが

その前にアコウの案内板が出たので

迷うことなく到着。


14 キツネのカミソリ.JPG


親切だぞ~、五島!



ちびっ子バイクの特権を生かして

神社の前まで行くと

境内の手前にでっかいアコウの樹がありました。


15 島の端っこにありました.JPG



緯度は福岡とそんなに変わらないけど

黒潮の影響で1年を通して暖かいから

こんな樹が育つんだね。


16 このアコウも下を通れます.JPG



この玉之浦のアコウも

やっぱり木の下を通れます。




一本の樹でこんな形になるんだら凄いよね。




では樹の精霊にパワーを頂きましょう。

17 大木の霊気を貰います.JPG




アコウの樹でエナギーをフルチャージして

大瀬崎へ




昨日はサンセットでしたが

今日は白い灯台がちゃんと見えます。

18 相手にとって不足は無い.JPG



ちょっと霞んでるけど

今からあの大瀬崎灯台まで歩いて行きたいと思います。


19 大瀬埼灯台は絶景だった.JPG



行けるかなぁ?



行は下りだから良いけど帰って来れるか

心配だよ。




そんな不安な気持ちのまま

灯台までの遊歩道の入り口へ

10 1.2kmだってよ.JPG


灯台まで1.2kmだって



入り口から階段なので

ちびっ子バイクでもインチキはできないので

歩く覚悟を決めます。


20 まぁ、最初は楽勝.JPG


序盤は岬などの観光地でよく見るような

遊歩道です




森を抜けると

低木エリアになります。



今まで日陰だったけど

ずっと日向が続きそうです。

21 紫外線に負けるな.JPG


予報は曇りって言ってたのに

太陽が出たおかげで暑くなってきたぞ。



22 まだ遠いよ.JPG



海風が厳しい低木エリアになったので

灯台が見えるようになったけど

まだ遠いって言うのも良く見えるので

メゲそう・・・(汗)





さらに下るけど

下れば下るほど帰りが心配になってくる。

(なので戻りの遊歩道のレポは無い)




そしてようやく灯台が目の前に見える

ところまで下って来ました。


23 こんなに絵になる灯台は久しぶり.JPG



か、かっこいい!



映画のロケにも使われるだけの事はあるな。

(映画「悪人」のロケ地)


24 崖っぷちの道です.JPG



灯台の前は緑の草原みたいになっていて

上から見たような険しい場所にいるようには思えません。


25 やっぱり五島は素晴らしいところ.JPG



灯台に行く前に

大瀬崎の断崖も眺めてみましょうね。



26 釣り人の道か?.JPG



たぶんこの道?みたいな先へ行けば

崖っぷちに行けそう。





え~っと

もうこれ以上は行けないな





どれどれ・・・・





ヒャーーー!


27 お尻がムズムズするところ.jpg



超、お尻がムズムズする絶景でした。



今まで人生も含めていろんな崖っぷちに立って来たけど

ここは間違いなく上位に入るな。





そして会いたかった大瀬崎灯台へ


28 この灯台に来れて幸せ.JPG



もう感激で涙が出そうです。




だ~れも居ないので

わたしの為だけに建ってくれてるんじゃないかと

都合のいい妄想もしてしまいます。



29 ラッパを吹きたくなります.JPG



吹き抜ける潮風の音を聞きながら

座って海を眺めていると

時間がゆっくり流れてる気がします。




ちなみに私が座ってる選ばれしものしか座れない岩はココ ↓

絶景と響.jpg



さぁ、岩に座って動かない響ですが

景色に感動して動かないって理由もあるけど

戻る気合を溜めております。



いつまでも先っちょにいるわけにもいかないので

意を決して降りてきた尾根の道を登ります。




写真は無いです。

ハァハァ・・・




カメラを出す元気もねーよ。

ハァハァ・・・




日よけ用のハンドタオルが汗で

どんどん濡れていきます。


ゼェゼェ・・・




なんとかBlue・bee号のところまで戻って

展望台の自販機で水分補給します。




木陰ですべての活動を休止させて体力の

回復を待って

ツーリングを再開。


11 田んぼはもしかして二期作目ですか?.JPG



R384に戻って

島の西側を北上。


12 入り江の道.JPG



しばらく走ると

荒々しかった海の雰囲気が変わります。



30 何だこの南国的な色は?.JPG




頓泊海水浴場


33 宮古島を思い出す.JPG



泳がないまでも

パンツが見せれるパンツだったら

間違いなく入っていたかもってくらい綺麗です。



31 頓泊海水浴場です.JPG


こんなに綺麗な海が九州に存在していたなんて

わたしは嬉しい!



32 青奴に乗って青い海を見る.JPG



真夏の真っ青な青空だったら

もっと綺麗だったかもね。




この頓泊ビーチから高浜海水浴場にかけての海は

ちょっと別格な綺麗さでした。


13 ずっと快走路が続く.JPG



海沿いを走る小さな青いバイクと

清くなった響は島の北側へ


14 こんな感じも宮古島に似てる.JPG



その途中にある道の駅遣唐使ふるさと館で休憩。


この福江島はタクシーもそうだけど

レンタカーのEV化が進んでいて

いたるところに無料の充電所があります。

15 日本一EVに力を入れてるんじゃない?.JPG


小さな民宿の砂利の駐車場にも設置されてるくらい

かなりEV化に力を入れてるようです。


島の中にいる限り充電切れの心配がないという理由と

全国で一番ガソリン代が高い県と言う条件もあっての

自治体の政策なのでしょう。



本当はこの道の駅でお昼ご飯的な物を軽く食べようと

思ったのですが大瀬崎の登山?がハードだったので

食欲があまりないので

食べずに水分補給だけしてスルーしちゃいます。

16 コスモスは2分咲き.JPG



道の駅の近くに魚津ヶ崎と言う場所があるので

ちょっと行って見ますね。




まだ咲いてないコスモス園の先にキャンプ場があって

奥まで行くと岬になっていました。


36 キャンプ場でした.JPG




この魚津ヶ崎の海も綺麗。


37 ここも綺麗です.JPG


そう言えばこの福江島に来てまだ

一個も教会を見てないけど

この北部に見たい教会が集まっているので

ちょっと探してみましょう。


17 地方的な風景がステキ.JPG


岐宿からk31に入って

しばらく走ると五島では珍しく

海沿いじゃないところに教会があります。



[楠原教会]

34 感動して涙が出そう.JPG


もう美しすぎて持って帰りたい気分です。



そんなに私のツボにはまる理由は

やっぱりここも鉄川与助氏の設計によるものだからかも。




明治になるかならないかくらいの時期に

もっともキリシタンの弾圧がひどかった場所のようでが

そんな土地に根付いた信仰の心にこたえるような

優しいデザインだともいます。



中央に塔を持たない

鉄川氏の設計では少ないタイプの教会だね。



煉瓦の色も人の手では出せない

年月のなせる芸術的な風合いを見せてくれています。




美しかった楠原教会から再び海沿いに出ると

水の浦教会があります。



白亜のとぉ~っても綺麗な教会だよ。

35 私の腹黒はなくなりました.JPG


昭和13年と今まで見てきた教会の中では

比較的新しい教会ですが鉄川組によって改築された

木造最大規模の教会です。



それでは教会巡りの最後になる

堂崎天主堂に向かってk162へ

18 ヘゴ自生北限地.JPG



ヘゴ自生地の北限地を通って

戸岐ノ首の入り江


38 昔ながらの風景.JPG


そこから湾に沿って走ると

堂崎天主堂があるのですが

天主堂の手前のカフェ[BABY QOO]で

軽くデザート的な物を頂きましょう。


39 わたしの休憩場.JPG


マングローブ科みたいな樹の垣根に囲まれた

ちょっとオシャレなカフェです。




立派な垣根の間の入り口から入ると

イモ虫みたいな丸い犬が出迎えてくれます。

40 やせなさい.JPG


ちょっと痩せなよ。



もともとテイクアウトがメインのカフェみたいですが

ちゃんとイートイン用のテラスもあります。

41 なんかオシャレなテラスです.JPG



日陰と潮風が心地いいテラスで

フローズンコーヒーを頂きます。


42 オシャレなカフェな似合うライダーは俺だ.JPG



今日のお昼はこれくらが丁度良い感じ。




食べ終わったらすぐ隣が堂崎天主堂でございます。

43 初めてお金を取られた.JPG


と、ここで五島の教会群初の有料だ。




ちょっと前の響だったら「タダじゃねーのかよっ」と

言ってたと思うけど

清くなった響はニコニコしながら気持ちよく

300円をお支払させて

いただきました。



44 やめて~.JPG



五島列島で最初にできた天主堂で

施行はやっぱり鉄川与助さん。



45 資料館になっています.jpg



現在はキリシタンの史料館として開放されているけど

陳列棚が並んでいて

教会らしい内部が見れないのがちょっと残念です。

(撮影禁止だし)


46 教会はこれくらいにしといたろ.JPG


この堂崎天主堂で

響の教会巡りは完了です。



小さなエリアにこれだけ濃い内容の

教会群があるのは素晴らしい事です。



世界遺産登録はわたし個人の意見としては中立なのだが

静かなまま今の姿を保ってほしいと思う気持ちの方が大きいかな。



最後の天主堂を後にし

入り江の対岸にあるココへ

19 停留場の名前にセンスがある.JPG


やっぱり判りやすいぜ、五島!



島が小さいので

見どころが密集してるので

ちょっと走れば違うスポットに行けるのが良いよね。



では五島に来て3本目のアコウの大木登場です。


47 ふたたびアコウ.JPG


[樫の浦のアコウ]



今まで見た3つのアコウの中で

このアコウが一番枝ぶりがデカく見えます。


48 デケェ.JPG



文句の付けどころのない巨木だよ。



49 完全に南国な場所です.JPG



大瀬崎で消耗した体力をここで

充填させてもらいます。



50 絡まれそう.JPG



見れば見るほど根っこにしか見えない幹だね。





それではまだ早い時間ですが

島を一周してしまったので

福江市街地へ戻ります。



20 タワーが見えるのでもう1周してきた.JPG




民家が増えて市街地へ入るところで

神社を発見!


51 市街地のはずれにある神社.JPG



フフフ




普通の神社に見えるけど

奴を見つけたんだよ。





カッパをな


52 火消しカッパです.JPG


水神様で

このカッパは火事を消した火消し河童だってさ。


53 1日1カッパは任せろ.JPG


初の福江島でもしっかり1日1カッパのミッションを

クリアしたぜ。



スゲーだろっ!




河童を見た後はもうどこにも寄らずホテルに戻って

みんなが待ち焦がれてるサービスカットだ。


21 サービスカットをどうぞ.JPG


明るい時間なので貸切だぜ。




すっきりサッパリした後は

福江のグルメタイムだ。



今日はホテルのフロントマンおすすめの

やぐら寿しへお邪魔。


22 今日のディナーはココ.JPG


「らっしゃいっ」と言う寿司屋らしい挨拶を受けながら

カウンターに座って

食べ物を頼む前にやっぱりコレ

23 冷えひえだ~.JPG


キンキンに冷えてる~~!




さぁ、飲むぞ!

喰うぞ!

24 五島を食い尽くせ.jpg


こうして響の福江島最後の夜は

ふけて行くのでありました。





明日はもう帰る日なので

1日まるっとツーリングレポートと言うのは

これでおしまいですが

家に帰るまでがツーリングですので

明日もちょっとだけ御付き合いくださると嬉しいです。




では、おやすみなさい。



アコウの樹.jpg