ポコポコポコーーー



1 早朝の添田.JPG



小さな青いバイクと

眠そうな顔をしたライダーが早朝の県道を走っています。





いつもより早く目が覚めたので

涼しいうちに出発して遊んじゃおうと言う迷案で

肌寒い小石原を越えて日田へ

(19℃だった)


1 日田のファーム.JPG



真夏の朝日を浴びますが

肌寒い空気の中なので心地よいです。




日田の市街地に入っても

まだ通勤の車が出てないのでひっそりしてるよ。

2 まだ寝てる日田の町.JPG


その日田の市街地の中で

朝食を食べます。


3 朝ごはんはココ.JPG



早朝に南下する時の定番のお店になりつつある

ファミレスで朝定を食べて

とりあえず熊本県の小国方面へ


4 小国を通過.JPG


ファームロードからR387に抜けて

ここから脇道遊びの開始。


2 日本の農村.JPG


ソフトクリームのカップルの手前から左方向に

入るとわたくしの好きな農村の風景がありました。



何処に抜けるんだろうと適当に走ってると

ファームロードWaitaの入り口にショートカットできる

道だったよ。


5 いつものファーム.JPG



しばらくファームロードWaitaを走って

久しぶりに天国への道に行ってみた。


3 ちびっ子バイク用の道.JPG


前に来たときは人力のMTBだったので

めっちゃキツかったけど

今日はエンジン付きなので楽チンだ。



なんたって入り口付近を過ぎると

勾配しかない道なのだ。

(なんでチャリで行こうと思ったんだろう?)



とりあえず遊ぶ前に浮いとけ

4 とりあえず浮いとけ.JPG




んじゃ地元の人が天国への道と呼ぶ

ちびっ子バイクのためにあるような道で遊ぶよ~

(いや、牛のための道だから)



6 空に登る道.JPG


なだらかな阿蘇の草原とは違う

急こう配な草原は

まるで空に向かって走ってるような爽快な道です。

(よくこんな道をチャリで登ったな)←あの頃の響は若かった




ローギヤのまま

頑張って登ると花がいっぱい咲いてるところがあります。


5 楽園ロード.JPG



オオハンゴンソウと言う本来は生えてちゃダメな

帰化植物ですがとっても居心地が良い場所だったのどうか

知らないけどお花畑になってるよ。



8 車やでっかいバイクじゃ見れない.JPG



まぁ、人の手で植えて広がるのはダメですが

自生しちゃった花には罪はないので

綺麗なものとしてこの景色を楽しんじゃおう。



7 何かをやりたかったらしい.JPG



お花畑で妖精になりたかったけど

なんとも中途半端なポーズで

腹黒響は妖精になりきられないのであります。



9 牧場の一部です.JPG



バイクから離れて景色を一望しますが

とにかく天国への道と呼ぶいふさわしい

楽園的な道でございます。



でもバイク乗りにとって「天国への」って言うのはちょっと

受け取り方を変えると天国へ行っちゃいそうで怖いので

楽園ロードと呼びたい道だな。




しかし道が細くて急勾配なのでちびっ子バイクじゃないと

逆にドキドキする道です。


7 花に囲まれるわたし.JPG


ちびっ子バイク、良いでしょう?

欲しくなったでしょ?



と、誰にプレゼンしてるわけじゃないけど

ちびっ子バイク仲間を増やすべく

ここはしっかりアピールしとこ。



7 一番草原が似合うライダーはオレだ.JPG


楽園ロードの一番北側の斜面を登ると

牧場のフェンスがあってそこで行き止まり。


10 北側の頂上.JPG


フェンスが空いてればまだ先に行けそうだけど

ここからでも景色は良いよ。




んじゃ一度下って

今度は中央部の道にアタック!

8 チャリで登ったときは死ぬかと思った.JPG



登る~昇る~!



まったく平坦な場所が無いまま

ずっと登りつづけます。




つづら折れなんて面倒な事はしない

地形に任せて山頂を目指す豪快なヒルクライムです。



12 中央部.JPG


がっ・・・・しかし

途中でまたしてもゲートが!


10 私有地みたな場所なので文句は言わない.JPG



閉まっとる(汗)




フェンスを掴んで

「なんてこった~!」的なジドリを撮りたかったけど

急勾配過ぎてバイクが停めれないんだよな。



手を放すとギヤを入れてても

ズズズって下がっちゃうよ。




とりあえずUターンして今来た道を

振り返る。


11 阿蘇より好きです.JPG



絶景じゃろ?




横を見ても野焼きされた後の緑が綺麗な山が

広がっています。


12 中央部山頂付近.JPG


あ、なんで草の中にバイクを停めてるって?



凸凹した場所に停めないと

ローギヤでもエンジンがガクガクって

回っちゃう勾配なのだ。


11 くだりの景色も最高.JPG



一気に登った道を一気に下って

天国への道と呼ばれてるメインの道へ



12 ちいさなバイクにちょうど良いクネクネ.JPG



とり天さん情報だと雨で種が流されて

勝手に道の脇に花が咲いちゃったらしいけど

そのおかげで楽園的な演出がされています。



13 花が咲いてる今がベスト.JPG


走ってても感動するけど

振り返るともっと感動する道だよ。


13 楽園ロードらしい場所.JPG


草原の緑と黄色のコントラストがとっても綺麗で

ススキが穂を出す前にしか

見れない風景です。



14 誰もいない道.JPG



それでは楽園ロードの南側にある

一番急な斜面へ



13 エンジンがうなります.JPG



MTBで来たときは全部押して登った道だよ。

(置いて登れば良いけど帰りが楽なのだ)



この坂を上がったところに

稲荷神社があるのだけど

そこから見た阿蘇がまた綺麗。

15 阿蘇が見えます.JPG


遠くに阿蘇五岳の涅槃像が見えるでしょ?



ちなみに今日は阿蘇には行かないよ。




基本わたくしはメジャーな阿蘇は

みんなと遊ぶ時や新スポット探し以外では行きません。



その新スポットをここでも探すべく

こんな道を見つけたので入って見ました。

14 未知なる道.JPG


コンクリート舗装で最近舗装したような感じです。



道の両脇にはオミナエシやオカトラノオなどの野草に混じって

ナデシコが満開でした。

15 ナデシコが満開でした.JPG


ススキとこのピンクの花が

風に揺られる風景は

癒されるよ~。




こんな感じでずっと続くかと思われた道は

やがて川によって寸断されました。


16 泥んこ遊びする装備じゃないので退散.JPG



沢が道を横切ってるだけみたいだけど

沈殿してる土砂の深さがけっこうあるので

行こうか引きかえすか悩み中。



突入して前輪がニュルってなると

みんなが期待してる状態になりそうだけど

「男ひびき」どうする?


期待に答えるのか?




いや・・・


ニュルってなると天国には行かないまでも

楽園とはほど遠い状態で山を下りるはめになりそうなので

3秒悩んでUターンすることに・・・

(泥んコじゃ御飯を食べるお店にも入れないしね)



泥んこ遊びはオフ車の方に任せるとして

わたしはこれくらいのダートが丁度良い ↓

17 こんなダートだったらずっと走りたい.JPG



しかし今日も午後から雲が出そうな予報だったけど

めっちゃ空が綺麗です。


16 大草原.JPG



いかにも紫外線が強そうな空を見上げながら

山から下れそうな道があったので

下りてみます。



18 道か?.JPG



エ~っと、道ですか?




もしかして重機が通っただけの道?




林道探検ではもう当り前。


18 道無き道でも楽しい.JPG



ダメだと思ったらスグにUターンすれば良いだけの

事なのだ。




結局来る時に入った道か

いつも通る道でしか下れないことが判ったので

その情報をわたしの脳内地図に上書きして

黒川温泉へ出ました。



19 黒川温泉郷です.JPG


久しぶりに見る普通の道です。(R442)



今日はとくに遠くまでいく予定もないので

珍しく黒川温泉郷の中を走ってみた。


20 温泉街を抜けます.JPG


細い道が迷路みたいになっていて

カランコロンと下駄で散歩するのが楽しい温泉街は

ちびっ子バイクじゃないと入りにくいので

通過だけしてみたよ。




その黒川温泉からまた脇道遊びを開始


21 どんぐりの木.JPG



どんぐりの森を抜けて

展望台の案内を見つけたので

1kmほど山を登ると展望台に到着。


19 展望台がありました.JPG



めっちゃマイナーな場所なのですが

一応恋人の聖地っぽい物もあるよ。


22 キンコン鳴らしましょう.JPG



一人でも鐘があればとりあえず鳴らすのが響流。





展望台の下は

広大などんぐりの森になっていました。


19 丸いどんぐりの実です.JPG


森の碑で隠れてるけど

ここからも阿蘇山がよく見えます。




それとこの森にはこんな碑も立ってたよ。

20 こんな碑がありましたよ.JPG


福岡県民には馴染み深い

筑後川の源流なんだって。



カッパの川の源流なので

この碑の発見に強く感動する響でございます。


20 1日1カッパ.JPG


筑後川の説明版のカッパで「1日1カッパ」





初めて来た場所だけど

マイナーにしておくにはちょっともったいないほど

良い景色だよ。

21 響の夏休み風.JPG



阿蘇山の方角も雄大ですばらしいけど

その背後の山も緑が爽やかでとっても素敵な場所でした。


22 空が綺麗でした.JPG



あまりにも緑と空が綺麗だったので

浮きまくって見ました ↓


飛びます.gif


最後のウンキョポーズがお気に入りです。



浮いて気が済んだので

展望台から下ってすずめ地獄へ行ってみます。


23 徒歩400m.JPG


駐車場にBlue・bee号を停めて

100mほど遊歩道を歩くと到着。


23 すずめには恐怖の場所.JPG


雀に生まれてこなくてよかっパ。



周辺は温泉の硫黄の香りがしていて

ここから発生する亜硫酸ガスですずめなどの小動物が

よく死んでるからこの名前になったらしい。

25 これが地獄です.JPG



なので呼吸器系疾患のある方や

小さい子供は気を付けた方が良いかも。



そのすずめ地獄の中央付近に

ボコボコと出てる場所があります。


24 ボコボコ出てる.JPG


硫黄などの成分で

回りに結晶ができてる。



「冷泉です」と書かれた表示があって

たしかに湯気が出てないので

ビビリながら触ってみたら・・・


26 地獄で遊ぶ.JPG



冷たかっパ

26 黒川温泉の近くですが冷泉です.JPG


本当に冷泉でした。



すぐ近くに黒川温泉があるのに

不思議だね。




地獄から無事に生還したら

そのまま小国林道に出るので

先へ進んでみる。





ゴンドーシャロレーオートキャンプ場



オフロードコースのあるところですが

なんだ!この塔は?

24 かなり古そうです.JPG



キャンプやオフロードコースの受付をする

管理棟なのだけど

この塔は何だろう?



かなり古そうなので

昔の小さなテーマパークの跡地か?

27 元は何だったんだ?.JPG



管理棟に入って声をかけたけど

犬から吠えられるだけで

返事がないのでまた今度寄ってみることにして

小国林道を進むと九重森林公園スキー場の道に出ます。


25 やまなみ~.JPG



後は当たり前に長者原に出て

やまなみハイウェイを湯布院方面に走りましょう。


26 涼しい道でした.JPG



さすがに由布院は盆地なので

急に暑くなったよ。



28 由布院です.JPG


田んぼからム~ンとする

匂いを感じながら走ります。

(この匂いってわかるかな?)




そのまま由布岳の方に向かって走ると

由布院の街に入るので

今日のお昼は適当にお土産屋が併設されてる

お蕎麦屋さんへ


27 お土産屋併設の蕎麦屋さん.JPG



本格的な蕎麦屋とはちょっと違いそうなので

冷製地鶏そばにしてみます。


28 地鶏そば.JPG



香ばしく焼かれた地鶏と

あっさり系のスープで暑くて食欲がいまいちなお腹に

すぅ~っと入って行くよ。



ご馳走様!


30 由布院の街の中.JPG


お店を出て由布院の温泉地を走るけど

汗でベタベタした体をスッキリさせたいので

温泉に飛び込んで行きましょう。




いつ行っても人が少ないので

ちょくちょく利用してる由布岳温泉



予想通り昼さがりの時間帯だったので

貸切でした。

29 サービスカット.JPG


長く入って温まって汗が出過ぎたらいけないので

適当にサービスカットを撮って

さっぱりさせたらツーリング再開です。




と、行っても今日はちょっと早い時間に帰りたいので

ここからは帰る方向へ





自衛隊由布院駐屯地の横を抜けて

k617~k616




その途中で今日の最後の寄り道をしま~す。


31 湯気が出る山へ.JPG



グイグイ~っと山道を登って

はい、到着!

32 一人日陰争奪戦.JPG


少ない日陰を探して

一人日陰争奪戦をやっております。




やってきたのは塚原温泉



その温泉の上にモクモクと吹き出すスポットがあります。

29 阿蘇より高い.JPG

阿蘇の火口はバイクで走れて100円だったけど

ここは徒歩で200円・・・(汗)



ま、カッパはそんな小さいことは気にしないのである。



地球の活動を見た瞬間

200円の事など吹き飛びます。

30 これが火口です.JPG


「火口乃泉」(かこうのいずみ)



なんて野趣あふれる場所なんでしょう。




いつでも寄れると思って

ずっとスルーしてたけど

思ったよりスケール感があって良いぞ。



噴気孔の規模は小さいけど

鉱物むき出しの山肌がかっこいい。

35 凄い色の地層です.JPG



伽蓋岳(1045m)の中腹にある火口乃泉ですが

その伽蓋岳側にもたくさん噴気孔があるみたいです。



33 ちょっと荒々しい山肌.JPG


アチコチからモクモク出てるパワースポットなのでした。



とりあえずいつもの儀式を浮きながら

やっとこ。


32 浮きシェンロン.JPG



儀式でパワーをもらい

もう一つの儀式でパワーを呼び出す。



34 硫黄の香りプンプンの中で叫ぶ.jpg



足元には硫黄がころころ転がってて

ここから出る温泉はかなり濃度が濃そうです。



下にある塚原温泉の案内板を読んでみると

「酸性度の高さ:日本第二位」

「アルミニュウムイオンの濃度:日本第二位」

「鉄イオン濃度:日本第一位」

と、凄いのかどうなのかイマイチわかんない感じですが

とりあえず予想通り濃いみたい。



んじゃ、ここからはノンストップで

ビューーーン!と帰ります。

(実際はポコポコーーっていう音ですケロ)


33 帰るよ~.JPG



ビューーーンと安心院を抜けて

アグリラインの0-400m坂を爆走。



34 登りは前傾が基本です.JPG



ぜんぜん登らなねぇ~(汗)


先に行かせてもらったトラックが追いついて来そうだぜ。






がんばれBlue・bee号




35 直ぐに乾きます.JPG



タオルもすっかり乾いたところで

無事に帰還したよ。




乾いたタオルはバイクをガレージに入れる

短い時間だけで汗拭き用になったけどね。




天国のような草原もあり

地獄のような地球の息吹を堪能したツーリングでした。





以上!九州Loveな響のレポートでした。



36 カッパ仲間.jpg