今日も響は平日ライダーらし深夜から走り続けるトラックや
通勤する車と一緒に走っております。
本州に渡って中国自動車道から山陽道へ
これから瀬戸内海を満喫するため
広島県を目指したいと思います。
広島市周辺のインターで降りると
平日なのでラッシュアワーにはまりそうなので
それを避ける為
ちょっと先の西条インターで降ります。
(と、簡単に西条ICまで走ったような感じだけどかなり長いんだゾ)
一般道を走り出すともう家の赤瓦が
地方色を出してるよ。
とりあえず呉を目指すため
筆で有名な熊野町を通って南下します。
k34をメインに走って
呉の市街地を突破してR487へ
呉港が見えるところで
寄る場所と言ったらまずはココ
(普通はYumeタウンの潜水艦か大和ミュージアムなんだけどね)
「歴史の見える丘」
カワセミ号を停めたモニュメントには
「噫戦艦大和之塔」と書かれています。
その塔から見えるのが戦艦大和を
建造したドック・・・の跡
石川島播磨重工業の造船所だけど
でっけ~!
大和を作ったドック自体はもう
埋められちゃってるけど跡は残っています。
大和のふるさとを見たら
もう軍港つながりで自然と次は
「アレイからすこじま」へ
呉のお決まりの観光コースになってるけど
この昭和埠頭にも近代化遺産があります。
旧海軍の魚雷用クレーン
炭鉱の巻揚げ機を思わせるシンプルなクレーンです。
そして名物の潜水艦
活躍してほしくはないけど
停泊しててもめっちゃ威圧感があるな。
この風景を見ると一番「呉だ」って実感します。
んじゃ、港で定番のポーズでジドリをして先へ行きましょう。
昭和埠頭からカワセミ号を押して出して
もうちょっと島だらけの江田島方面へ
行ってみた。
走り出して数分?
寄り道候補に入れていた
音戸の瀬戸にもう着いちゃったよ。
このクルクルな道沿いのツツジが見頃になっていて
音戸の瀬戸公園のパーキングは満車です。
咲いてない色の木もあるけど
もう終わりそうな木もあって
一斉に満開って難しいみたいだね。
それでもここは市民の憩いの場
みんなこの風景を楽しんでいます。
高台にあがると
平清盛が切り開いたと伝えられる
音戸の瀬戸が見える。
隣の綺麗な橋は去年に開通した
第二音戸大橋です。
真下には日本一短いと
Tマップルに書かれている渡し船
潮流がめっちゃ速いので
ドリフトしっぱなしで見ててちょっと面白い。
音戸の瀬戸公園のある
山の上にもわたくしが寄ってみたい物件があるので
プチ移動。
平清盛公の像が建つ
山頂の日招台からの眺めはこんな感じ ↓
呉港の南岸にあった製鉄所が一望
しかしわたくしの物件はこの眺めじゃなくて
コレ ↓
久しぶりにやって来た
高烏堡塁の兵舎跡
砲台跡もあるけど
この石組みの兵舎跡が一番のお気に入り。
廃墟の高ポイントの要素で
①水没している
②蔦に絡まれている
③屋根がない事
その上記の中で③に該当する高ポイントな廃墟なのだ。
逆に低ポイントの要素は
①カフェや美術館になっている
②ありがちな史料館になっている
③人が住んでる
④埋もれ過ぎて近づけない
⑤入ったら逮捕される
さてこの高ポイントな廃墟は
石組みの重厚な外観に加えて
この海が見える立地が素晴らしい。
江田島に行くなら
ここは外せないでしょ?
廃墟を堪能した後
日招台から見る場所を変えると
さっき見てきた音戸大橋が見えるよ。
んじゃ、第二じゃなくて
古い方の音戸大橋を渡って
倉橋島まで足を延ばしてみましょう。
くるくる目が回るループを通って
島の西側を通るk35へ
島の外周を走る道ですが
ほどなく白い島が見えて来た。
三子島と言って
塩の島なんだって。
こんな島、初めてみた。
さらに走って早瀬大橋の下を通過して
県道に沿って走っていたけど
鋭角に曲がる県道に気付かずに直進したら
こんな道になった(汗)
細っ!
漁村にありがちなほそ~い路地に入り込んでしまったよ。
なんとか漁港前の広い道に出て
k35に復帰。
持って出たツーリングマップルに
「ここから望む早瀬大橋が美しい」って書いてる
ポイントに行ってみた。
対岸は東能美島
その東能美島とわたくしの立つ倉橋島を繋ぐのが
この早瀬大橋
今日はこんな感じで橋が
いっぱい出てきそうな予感がします。
で、ここで考える
このまま江田島をグルグル廻ってみるか
それともまだ走った事がないとびしま海道へ行くか・・・
う~ん、いまごろ行き先に悩むのはいつものことだけど
どっちに行こうかな?
結局、江田島は何度か廃墟散策で車で走っているので
まだ足を踏み入れた事のない
とびしま海道へ行ってみることにしたよ。
行き先が決まれば行動も早い
さっさと速く走れる第二音戸大橋で本土に戻って
k66~R185へ
安芸灘大橋の手前の料金所で
560円チ~ンと払って安芸灘大橋を渡ります。
長いよ~!
1175mもあるんだってよ~。
この橋からいくつも島を渡って行ける
とびしま海道が始まります。
あ、その前にちょっとランチを・・・
ここで良いですか?
飛び込みですが
広島県と言えばお好み焼きじゃないでしょうか?
もちろんお好み焼きはこのスタイル ↓
この土地に来ればこれがお好み焼きの当り前の
スタイルなので「ナントカ風」みたいな野暮な
ネーミングは付いておりません。
お邪魔したお店はとびしま海道の観光マップにも
記載されてるお店だけあって
なかなか本格的なお味でございました。
では海道巡りはっじめるよぉ~~~!
蒲刈大橋を渡って
島の北側から走って見ます。
漁村があったり綺麗な海岸線だったりと
その繰り返し。
全部で七個の島を通るのだけど
もう景色が全部似てるので
写真をいっぱい撮ったけど
どの島の風景だったかわかんなくなっちゃったよ。
でもまぁ
こんな瀬戸内らしいのどかな道や
バイクでこそ走りたくなるような綺麗な道ばかりです。
上蒲刈島の終盤だったかな?
沖に夫婦岩・・・・いや
夫婦島みたいな奴が見えました。
島にくっついてるのは
荷島灯台だよ。
上蒲刈島から豊島大橋を渡って
豊島へ
(だったと思う)
みかん畑だらけ~~
しまなみ海道の風景とそっくりだ。
んで、豊島はちっこいので
すぐに次の橋が出てきます。
立派な豊浜大橋を渡って
大崎下島へ
(あ、ちなみに最初の安芸灘大橋以外はわたくしの大好きな「タダ」だよ)
もはや自分の説明が合ってるのか
自信が無いけど
この大崎下島の次は平羅橋
ここからは安芸灘オレンジラインと言って
小さな島と橋が連なるエリアです。
平羅橋から中の瀬戸大橋を通って
最後の岡村大橋
この橋がとびしま海道の最後の橋になります。
でね、
この岡村大橋を渡ったら
ここって愛媛県なんだよ。(四国だよ)
わぁ~!
日帰りで今治まで来ちゃったよ。
(しかも560円で)
地図を見ると数個の島を橋で繋げば
しまなみ海道とつながりそうだけど
この岡村島がバイクで走って行ける終点でした。
その終点の岡村島の一番先っちょ。
向かいには橋が無いのが惜しいほど近い
小大下島が見えます。
さらに遠くに目をやると
しまなみ海道も見えた。
霞んで見難いけど
来島海峡大橋が見えるよ。
とにかく目的地の先端を制覇!
んじゃ、今度はとびしま海道の南側を通って戻りましょう。
安芸灘オレンジラインを通って
大崎下島に戻って御手洗の街並みを散策します。
昔ながらの細い路地が
迷路みたいになっていて
なんだかワクワクします。
漁村らしい風景も良いのですが
その路地の奥に
レトロなエリアが残されていました。
昭和のモダンな風景の先は
時代を飛び越えて江戸時代へ
ほとんど観光地化されていないので
どの家も普通に人が住んでいて
ここはゆっくりと散策するにはめっちゃ良い場所です。
なかなか有意義な寄り道をしましたが
そろそろ帰りを意識しながら戻りましょう。
島は行と違う道で走ったけど
橋は全部当り前ですが往復です。
そして最後の安芸灘大橋の手前でとびしま海道
コンプリートを記念してジドリ
さぁ、
最後の橋を渡って帰るよ。
帰りも560円チ~ンと払って
本土へ。
無事にとびしま海道を廻って戻ってきたけど
島と橋が頭の中でグチャグチャになったので
自作のおさらいマップをマウスで書いて見た。
これであなたも
とびしま海道マスターだ。
帰りも行と同じ西条インターから高速に乗る予定ですが
呉経由だと車が多そうなのでちょっと遠回りだけど
R185で安芸津まで走ってそこから県道でインターを目指す
作戦で行きましょう。
R185は退屈なので
道路工事の跡を走って
「落ちたら死ぬゲーム」をしながら走ります。
(横は綺麗な海だけどもう飽きてる)
途中で安浦港の前を通ったので
ついでにコンクリート船にも挨拶を。
戦時中の物資が無い時に作られた
コンクリートの輸送船です。
コンクリートだけど
浮いてたんだよ。
すごいね~。
今は安浦港の防波堤の役目を担っています。
さらに走って
安芸津からk32へ
車も少なく読み通りにスイスイ~と
西条インターまで走れました。
宮島SAで休憩した後は
ちょうど良いペースでわたくしと呼吸が合う車を見つけたので
その車にペースメーカーになってもらって
一気に壇ノ浦PAまで帰って来ました。
ちょっと夕方まで現地で遊んじゃったので
帰還は20:30
(愛媛県まで行ったと思ったら早い時間の帰宅じゃネ?)
本日、響が走った距離は802km
1日で走った距離としては結構頑張ったかも。
それでは皆様、
戦艦大和が宇宙戦艦になって宇宙に旅立つ日を夢見ながら
おやすみなさい。
「地球か、何もかもみな懐かしい」
※ カッパを探せ!・・・難易度1
yogawa隼
2014年05月16日 04:34
観光地化されていない「とびしま海道」。
塩の島にはびっくり!
伯方の塩に、負けずとも劣らない産品だと思います。