今日はカッパのヒビッキーが響を1日ウォッチングします







トラックの群れが道を塞ぐ平日の

九州自動車道を南下する青いバイクが1台





黒い革ジャンと黒のパンツ

そして腹の中も黒いと言う噂の黒ずくめの男は

その青いバイクで菊水インターを降りていった。



1 菊水で降りました.JPG



菊水から一般道を走るが

すぐに寄り道の虫が騒いだのか

船山古墳公園に入っていく。



1 行き止まり.JPG



公園の道は綺麗に整備されていてどこかに

抜けれると思ったようだが

すぐに行き止まりになる。



古墳公園となっていて青バイクを停めた周りは

綺麗に整備され、

お墓とは思えない清々しい風景だ。

2 古墳があります.JPG


広場の中を見ると

前方後円墳のような盛り上がった場所が

数ヶ所見えたが古墳と知らないと気づかないだろう。



しかしここは古墳なのである

3 ちょっと怖いかも.JPG


このビロ~ンと首が伸びきったTシャツを来た

埴輪のような物がそれを物語っている。





男はこの広い風景が気に入ったのか

急に走り出して変なポーズを取りはじめた。


4 気持ちがいいのでジドリ。.JPG



どこかで見たことのあるポーズだが

なんのポーズだったか思い出せない。

(橋本環菜じゃネ?)



古墳はこのジドリを撮ったら

気が済んだのかすぐにエンジンをかけて

移動してしまった。



しかし走り出してすぐ

また細い路地へと入りバイクを停めて歩き出す。


6 探検ムードがあります.JPG


なんだここは?



鬱蒼としげる竹林沿いを歩くと

男は立ち止まり何かを指差す。


14 こんな感じの穴です.JPG



どうやら穴のようなものを見つけたらしい。




持ち歩くのが当然のような顔をして

ポケットからLEDライトを取り出し

その穴を覗く。


5 せまっ.JPG


階段があってその先は匍匐前進じゃないと

進めない穴になっている。




ここは何かと言うと

菊水町に残るトンカラリン遺跡

(頭に「踊る」を付けて呼びたくなり名前だ)


7 謎の溝.JPG



古墳が点在する中にあるため

古代遺跡となっているがその多くは

謎のままになっているミステリーゾーンなのだ。



8 あなたなら入りますか?.JPG


地割れでできた溝の上を葺石で塞いで

暗渠にしている場所が数ヶ所ある。


9 おとながギリギリのサイズです.JPG



排水施設の跡と言う説や

宗教的なものだと言う説もあるが

どっちにしても怖くて入れない。


10 出口は見えるケロ.JPG


出口は見えているが

湿った岩肌の中を進むと泥んこになること間違いなしだ。



さらにトンカラリンを進むと

景色は完全に「探検」と称するにふさわしい風景となる。

11 めっちゃ探検してるよ.JPG



民家がすぐ横にあって

庭で飼ってる犬がずっと吠えてるので

寂しくはないがやっぱりちょっとビビってるようだ。




どうやらここがトンカラリンで一番大きな暗渠らしく

秘境に迷い込んだような場所だった。

12 けっこうビビっています.JPG



入ろうか引き返そうかと悩む素振りを見せた男は

とりあえずまたポケットからLEDライトを取り出し

入口から覗く作戦らしい。



覗くと細くくねった地割れの痕がずっと奥まで続いている。

13 クネクネしながら奥へ続いてる.JPG


お腹をひっこめて横向きに入るとギリギリの幅しかない。



無理だな。





予想通り引き返した後は

横を通る林道でバイクのところまで戻っていった。



2 初めて走る名もしらない道.JPG



今日は長崎県の島原半島へ行く予定だと

思うのだが寄り道も一段落して

やっと向かう気になったようだ。



3 川沿いの道って大好き.JPG



菊池川沿いを走り

河口付近まで土手を走った後は

長洲方面へ


4 干拓地です.JPG



やっぱり長洲港から船に乗る気らしい。


5 響、入ります.JPG


ターミナルへ着くと

ちょうど出航時間だったらしく

待ち時間無しでフェリーの中へ

着艦していった。


6 着艦完了しました.JPG



ヘルメットを脱いだりと

下でのんびりしてデッキに上がると

もう船は港を出て有明海の上。


15 船はいいね.JPG



潮風はちょっと冷たいが

なんと心地いいことでしょう。


21 白波のCMじゃないです.JPG



短い船旅だけど

旅情をかきたてるではないか。


17 春らしい霞が入っています.JPG


普賢岳は春らしく

霞んでしまっているが客室に入るのが

惜しいと思わせる天気だ。


16 旅情に浸る.JPG



しばらく海を眺めていたけど

どこからともなくカモメが飛んで来て

船上が賑やかになってきた。


20 手から食べるよ.JPG


どうやら乗客の誰かが

船の売店でかもめパンを買って

投げ始めたらしい。


19 だれかがカモメパンを投げてる.JPG



今までどっこにも姿がなかったけど

こいつらどこに居たんだろう?


18 飛びます.JPG


野生のハングリー精神に感心しているうちに

島原の多良港が近づいたので

出発の準備を始めるため甲板に向かう。



車両甲鈑に降りて着岸までの時間を使って

ナビでもセットしようと思ったらしく

画面をいじってるがどうやら船が動いてるため

「運転中は操作しちゃダメ」って表示が出て

悔しがってる姿をみながら着岸を待つ。


7 農道です.JPG



多良港に降り立った青いバイクと黒い男は

R389を雲仙方面に向けて走り始めた。


8 真正面は普賢岳.JPG



百花公園からk58に入り

無駄に遠回りしてクネクネを楽しんでるらしい。


9 バイクでこそ走って欲しい道.JPG


そのまままゆやまロードへ行くのか?と思ったら

直進して芝桜公園へと入って行った。


22 到着.JPG



どうやらこの芝桜公園の

しばざくら祭りへ行きたかったらしい。




あれほど「タダ」が好きなはずなのに

入園料がいる場所へ行くなんて珍しいもんだ。


23 復興芝桜.JPG


でもまぁ、綺麗じゃまいか。



普賢岳の大火砕流の被害から

復興のシンボルとして砂防ダムの中に作られた

公園なんだって。

27 大きな砂防堤の中にあるんだよ.JPG



砂防の堰堤からは有明海と島原城が見える。


24 島原城も見えるよ.JPG



園内には権現様の双子の大楠もあるよ。


25 巨木です.JPG


じゃ、あの幹の下でいつものポーズか?



と、思ったのだが

観光客が多すぎてビビったのか

スルーしやがった。





まぁ、メインは楠じゃなくてこっちだけどな。


26 咲いてないんじゃなくて歯抜けが多い.JPG


どうも緑の部分があって満開じゃないと思ったのだけど

緑に見える場所は咲いてないのでなくて

草じゃった。



堰堤側はちょっと不揃いで残念な咲き方だったけど

ピンクの品種のエリアは見事に満開だ。

28 10秒見つめると他の色が変に見える.JPG



腹黒い奴も心が浄化されたらしい。



29 スキップはしてません.jpg



300円分

しっかりと芝桜を満喫したようだ。


30 こんな感じの場所でした.JPG


芝桜公園を出た後は

まゆやまロードに出るので

ごく自然にまゆやまロードを走る。


10 飛べそうな道.JPG


島原の街が見下ろせる道の途中で

ハザードを付けて停める。




今日は雲仙へ登る予定がないので

ここで普賢岳を見ておくようだ。


31 定番の火砕流跡.JPG


火砕流の上の草もだい伸びたみたいだね。



32 先は有明海.JPG


大規模な砂防工事跡を見ながら先へ


33 何段もの砂防堤防が設置されています.JPG



そろそろお昼ご飯の時間も近くなったので

島原の街の中を目指すんじゃないかな。


11 風香る島原の道.JPG



あ・・・でも

また寄り道の虫が騒いだのか

見たこともない路地へ入ったと思ったら

こんな公園があったよ。


34 超マイナーな寄り道.JPG



「ひょうたん池公園」


35 ひょうたん池公園です.JPG



その名前のまんま

ひょうたんの形をした池がある公園でした。




しかし後ろは眉山で景色はいいし

近所だったら間違いなくウォーキングコースだな。



36 インフルエンザには気をつけてね.JPG




ふたたび青いバイクのエンジンをかけて

滅多に通らないと思われる島原の市街地へ



12 ちょっとだけ島原観光.JPG



市街地と言っても小さな街なので

どこが中心かわからないまま

島原城の近くにある武家屋敷まで来てしまった。



まぁ、城のあった場所が中心と思うので

この周辺で食べる場所を探すようだ。

13 今日のお昼はココ.JPG


とりあず見つけたお店にお邪魔して

「おまかせ漬け丼」を頂く。


14 おまかせ漬け丼.JPG


島原となんにも関係ないサーモンだったと言うのが

ひっかかるがサーモン大好きなので大歓迎。





食べた後はちょっとだけ島原観光をしてみようと思ったのか

細い路地をウロウロしはじめたよ。




マイナー好きなので

ちょっとメインから外れてる場所へ。

37 湧水が流れます.JPG


島原の湧水が流れる路地



湧水の中を鯉が泳ぐ有名な通りがあるけど

黒い男はこんなちょっと外れた場所が大好きなのだ。

39 許可車両しか通れません.JPG


点在する石垣は昔の武家屋敷のもので

生活感溢れる風景と昔の名残が

見事に融和した場所だ。


38 生活に溶け込んだ風景.JPG


夏は家の前のこの湧水の溝で

キュウリを冷やして食べたら最高だろうな。





島原プチ観光を終えた男は

細い路地から抜け出し

島原半島から出る方向へ走り出す。


15 あえてグリーンロードは通らない.JPG



いつも使うグリーンロードは使わず

裏道みたいな場所を走って

諫早湾の堤防道路へ


40 裁判が泥沼化してるところです.JPG



昼下がりの堤防道路は車もすくなく

超快適道路になっています。



16 スピード注意.JPG



鼻歌でも歌って走ってるのか

やけにゆっくりと走る青いバイク




幸いヘルメットのシールドが緑になってしまう

虫も発生してないらしく

快適なまま中央のパーキングへ


42 貸切パーキング.JPG


貸切ですか?



気分もいいので歩道橋から堤防道路を眺める。


41 便利がいいので利用しますよ.JPG



絶景ロードの横はムツゴロウが棲む

有明海の干潟


18 干潟ガタガタ.JPG



R207沿いのコンビニで

午後の珈琲タイムを取りながら干潟ウォッチング




片手に珈琲を持ったまま

干潟が見える駐車場を行ったり来たりしていたが

どうもムツゴロウは見つからなかったようだ。



ヘルメットを被って

ふたたび走り出すとフルーツバス停の前を通過。

17 かぶりたくなるバス停は健在.JPG


長崎博覧祭のときに

旧小長井町が設置した数あるフルーツバス停の中の一つで

これは見ての通り「イチゴ」



かぶりたくなるよね?



その小長井町の山腹に

寄りたい場所があるようで

しきりとナビを見ながら走る青い奴と黒い奴。

19 林道でした.JPG



県道から広域農道へ入った先で

どうやら行きたかった場所の看板を発見したようだ。



43 案内版みぃ~っけ.JPG



オガタマノキ?



オガタマノキが見たかったのね?


44 里山みたいなところ.JPG



看板の案内に沿って細い道を進むと

大きな木を発見!


45 雨宿りが出来る木.JPG


これがオガタマノキらしい。




モクレン科の木で

「招霊木」とも呼ぶようだ。


46 オガタマの巨木は初です.JPG


神社などによく植えられている木だけど

天然のものでここまで大きくなるのは珍しいのか

国指定の天然記念物となっています。


47 上から見たほうがでかさがわかる.JPG



角度を変えて見たけどデカイね。




神様を招く木と言う意味を持つこの巨木に

金運をお願いしようと近づく黒い奴



48 わたしと比較してください.JPG



樹に包まれてるような気分になれる場所でした。




巨木から何かパワーをもらったのかわからないが

普通に国道を戻るルートじゃなくて

多良岳を越えて行くルートを選択


20 新緑が綺麗な道です.JPG



新緑まぶしい広域農道を反れて

どんどん山を登ると山茶花ピクニックパークがありました。


49 ちょっと穴場かもしれませんよ.JPG



めっちゃ長い滑り台もあるので

ここは良い穴場かもしんない。



この山茶花ピクニックパークから

1.5車線の長い長い林道が続きます。


21 山越え.JPG


車もなく最初は楽しみながら走っていたようだが

どうも途中から飽きたようで走りにキレがなくなって来た。




お腹いっぱいに林道を走りたい奴は

ここを走れって道だったぞ。




林道は無事にR444へ。


22 山越え成功.JPG



道は快適になったが

地図をチラチラ走ってるので

どこのインターから高速に乗ろうか迷っているらしい。




おもむろに顔を上げ左へ曲がる道を指さしたので

嬉野ICに決まったため左へ曲がるようだ。


23 嬉野ICへ.JPG


吉田を抜けて嬉野へ


24 明るいうちに帰ります.JPG


まだこんなに明るい時間だけど

家の近所に着く頃は影が長くなっていました。


25 オチカレ~ライス.JPG


無事に帰り着いて

ガレージの前で青い奴をフキフキして

奴は家に入って行った。





これでヒビッキーのレポートは終わりますが

小長井で見たフルーツバス停を見て

また商魂に火が灯ったのでコラボ企画を・・・



イチゴレンジャー.jpg



小長井町長さぁ~ん!


どうですか?コレ





※ カッパを探せ!・・・難易度は☆☆☆☆★星一個