さぁ、天気も良いみたいだし
ちょっと走って来るかぁ。
とりあえず冬眠だけはしないようにしていましたが
予報では最高気温が15℃を越えそうだったので
ブラリとソロツーリングに行って来たよ。
行き先は凍結の心配が無い
熊本県の玉名市周辺
「玉名」と書いて「たまな」と言います。
もっと詳しく書くとアクセントは「た」です。
さらに詳しく書くとみかん畑くらいしか無いです。
(住んでる人に怒られるゾ)
では、そのたまなに向けてシュッパ~ツ!
凍結が怖いので
9時を大きく回った遅いスタートで九州道へ
(高速を使うので相棒はカワセミ号ね)
上り線は事故渋滞でしたが
下り方向はスイスイでした。
広川SAでトイレ休憩した後は
植木ICで高速を降ります。
高速を降りたら自動的に国道3号線に出るけど
国道は車もトラックも多いので
適当な交差点を右折して玉名方面に
行ってみた。
(後で確認したら県道101号線)
すると道の前方に大きな木が見えて来たよ。
地図を見ないで適当に走っていたけど
見つけた巨木は寂心さんの樟の木でした。
(「寂心さん」=「じゃくしんさん」)
推定樹齢:800年
樹高:30m
幹囲:13.3m
↑と、こんな立派な巨木ですが
いつかツーリングで行こうとチェックを入れていた場所だったけど
偶然に行き着いちゃったよ。
何時ものように巨木パワーを貰う
儀式をして適当に裏道を走る。
気持ちのいい農道みたいな県道を走ってると
k31の交差点へ
このまま有明海側まで行こうと思っていたけど
ちょっと鉄分を補給しようと思いつくのであります。
ちょうど行き当たったk31を南下すると
こんな場所へ ↓
普通の何処にでもありそうな住宅地ですが
ここには熊本電鉄菊池線の青ガエルが
通るんだよ。
古くて可愛い5000系の青ガエルを
青い奴で追いかけます。
上熊本~北熊本間のたった3.4kmを
行ったり来たりとひたすら往復する電車だけど
一ヶ所だけトンネルの部分があって
そこを追うのはけっこう大変なのであります。
電車は簡単にトンネルに入るけど
わたくしは小高い住宅地の狭い道を
抜けないといけません。
並走して走る道もあまり無いし
機動力のあるバイクでも大変だよ。
で、結局「待ちゃあ良いじゃね~か」って
結論になるのであります。
(最初からそうしろよ)
よく考えたらたった3.4kmを往復する路線なので
ちょっと待てば帰って来るんだよ。
ちょうどトンネルの出口にある
池田駅で待ち伏せ。
ケロロ軍曹カラーだよ。
このレトロな顔がたまらなく良い!
ワンマンの乗車案内を終えるとドアが閉まり
ガタンゴトンと路面電車に似た音を立てながら
トンネルへと入って行きました。
それを何時までも見送る響
すぐ折り返して戻って来るんだけどナ
鉄ちゃんモードで遊んだあとは
k1で河内方面へ行きましょう。
峠なのだけど
上熊本からしばらくは住宅地の間を上ります。
ある程度上ったら民家も無くなり
ツーリングモードに入ります。
みかんの山地で有名な河内へ抜けると
周りはみかん畑ばかりだよ。
今日のツーリングはこのみかんの丘を走る事が
メインだったけど寄って見たかった場所が近くにあるので
行って見ました。
k1からk101に入って少し
走ったところにある雲巌禅寺
このお寺の仁王さんはカッコイイぞ。
仁王さんの間を通って本堂の奥へ行くと
見たかった五百羅漢があるのですが
200円はしっかりと徴収されます。
境内を更に進むと
山の斜面には五百羅漢さんの石仏がたくさん。
密集度はそれほどでも無いけど
結構広い範囲に鎮座されております。
中には火山だった近所の金峰山の噴火の地震で
首が落っこちたり欠けたりしてる石仏もありますが
かなり壮観な眺めです。
ありがたい眺めだったので
わたくしも少しだけ混ぜていただきます。
五百羅漢さんが並ぶ参道をさらに進んで
一番奥にあるのが宮本武蔵が籠って五輪の書を書いた
霊巌洞です。
武蔵も拝んだ馬頭観世音菩薩様に
お参りして雲巌禅寺の散策は終了!
お寺の駐車場にカワセミ号を停めていますが
お昼も過ぎてるのでお寺に停めたま
お寺の目の前にあるカフェで軽いランチを食べようかな。
棚田の一角にある農家を改造したような
素朴なカフェです。
オブジェも田舎チックで良いかも
庭も可愛くアレンジしています。
鳥篭の中はウズラだったよ。
中に入ると田舎のオシャレなカフェって感じ
お店の雰囲気通りに
ターゲット層は女性客らしく
軽いランチしかないけど家を出るのが遅かったので
ちょうど良いランチでした。
前菜とトマトで煮込んだチキンのランチです。
軽く食べたい気分だったので
このワンプレートの量がピッタリでした。
じっくり煮込まれたトマトのスープと
もっちりフンワリのナンとの組み合わせも良いよ。
んじゃ、お昼ごはんも食べたし
走りたかったみかんの道へ行くよ。
k1に戻って広域農道へ
何度も走ってる道だけど
わたくしのお気に入りの道です。
みかんの段々畑の向こうは有明海
その有明海を挟んでうっすらと
島原半島の普賢岳が見えます。
ずっと高台を走る道なので
見晴らし最高でございます。
天水から長州方面まで
一望できます。
肝心のみかんの方はもう収穫のピークは過ぎてるけど
西日が当たって潮風を浴びるという
美味しいみかんの条件を満たしてる
九州一のみかんの産地です。
(一番有名なのは河内みかん)
みかんの丘を満喫したので広域農道を下って
上から見えていた
岱明町に行って見た。
すっごく前にたいようさんに案内してもらった
でっかいジャングルジムの展望台へ
ジャングルジムって言うより
砦みたいに見える展望台です。
最上階は木材の腐食で立入禁止だったけど
それでも眺めは360度丸見え。
まぁ、どの方角を見ても
「長閑」としか言えない風景ですケロ
公園の利用も
サラリーマンが駐車場でサボるかトイレに
寄る程度でほぼ貸切。
迷路みたいになってる
階段を下って下に停めてるカワセミ号のもとへ
あ、今年初のまともな距離を走るツーリングですが
カワセミ号にはしっかりHディフェンサーを装着しております。
これとグリップヒーターの
おかげでグローブは秋用で間に合います。
(年末に買ったHYODのウインターグローブの出番は無いかも)
では、そろそろ戻る方向に走りましょう。
有明海沿いのぺったんこな干拓地を抜けて
R501を北上。
長州町に入ると道幅が
こんな風になります ↓
6車線いりますか?
長州といえば島原半島に渡るフェリー乗り場あるって
程度の認識だったけど
金魚の名産地でもありました。
6車線の一番左を走っていたら
左折で金魚と鯉の郷広場って案内が出たので
寄って見たよ。
金魚のキャラが宇宙人にしか見えないけど
めっちゃ広い公園でした。
遊具もあるけど
平日なのでジョギングしてる人が数人いた程度で
誰もいないのでとりあえず飛んどこ。
公園の奥に金魚の養殖施設があるみたいだけど
遠すぎて歩く気もおこらなかったので
戻ります。
でも噴水のプールには金魚が・・・
これで良いや
水も綺麗だったので
久しぶりに水中カメラでブクブク・・・・
自然の中じゃないので
大きな水槽で見てるみたいにしか写らなかった(汗)
トイレの水道でカメラと手を洗って
元のR501へ・・・と思ったけど・・・
せっかく有明海沿いなので
思いっきり海岸を走る道を走ってみた。
数キロこんな道が続くけど
海岸の砂が気になる。
砂じゃないよね?
海岸がうっすらとピンクです。
これって全部貝?
貝だねぇ。
この貝がビーチを形成しております。
歩くとシャリシャリバキバキとなるよ。
この有明海岸は白砂青松100選になってるけど
白砂の正体は貝じゃった。
海岸の道は先で行き止まりになるので
国道に戻って荒尾市へ
もう荒尾市経由になっちゃったからには
最後に寄るところと言えばココしかない。
廃墟ハンターふたたび
世界遺産登録を目指す万田坑跡
わたくしが初めてこの万田坑を訪れた頃は
完全な廃墟で「見る」と言うより「侵入」でしたが
今はしっかり入場料を取られます。
でも公認で入れるので
堂々とジドリできちゃうのだ。
ここの素晴らしいところは廃墟だった頃から
特に手を加えてないってところかな。
案内してくれるボランティアの方も常駐していますが
わたくしはリピーターなので
自由気ままに見させていただいています。
ちょっぴり自由過ぎる気がするけど
ヘルメットが必要な場所ではしかり着用して入りましょう。
明治の息吹を感じる遺構にふれ
時間を忘れて遊んでしまいました。
西日を浴びる第二竪坑櫓で
最後の儀式を・・・
いや~!
すっかり遊び過ぎてしまったぜ。
暗くなる前に高速に乗らなきゃ。
ナビで南関ICまで案内してもらうけど
車が多いので勘を頼りに裏道へ
ナビの予定時間を10分短縮させて
インターまでのバイパスに入れました。
目の前の杉が真っ赤じゃな。
花粉注意報だよ。
明るいうちに高速に乗って
何時もの広川ASでいきなり団子
その後はさすがに寒くなるので
インナーを着込んでグリップヒーターを入れて
無事帰宅いたしました。
まだまだ寒い日が多いけど
またこんな日があったらバイクで出かけたいね。
玉名ツーリング (おしまい)
※ 写真の中のカッパを探せ
j-taro
2014年01月30日 14:27
みかんの段々畑が壮観ですなぁ(^^)