出雲ツーリング1日目は「ココ」から
<・m= チュンチュン
<・m= チュンチュン
ホテルの最上階の部屋から
「おはようございます。」
まだ外は暗いけど
昨日米子駅で買ったパンを食べて
行動を開始しま~す!
と、言っても今日は特に大山くらいしか
行く場所を考えてないけど
ど~しようっかなぁ~?
(この朝になってから行く場所を決めるなんてソロツーリングならではでしょう)
昨晩は水木しげるロードで妖怪と遊ぼうかと思ったけど
あまりの真っ暗さにビビってあきらめたので
もう一回、境港に行ってから大山に行く?
うん、そうしよう。
あ、そっち方面に行くなら美保神社も行っとこぉっと。
と、言うことで出雲ツーリング2日目は
「好きです鳥取県」

(※注:境港市は大変折れやすくなってるため取り扱いにはご注意下さい。
んじゃ、シュッパツ
車がまだ走ってない米子市内を抜けます。
R431はペースは速いけど面白くもなんとも無いので
米子鬼太郎空港の横を通る
k47を走って見た。
早朝って事もあって
片側2車線とも貸しきり状態でめっちゃ快適。
空港を過ぎたところから
初めて走ったつもりだったけど
なんだか見覚えがある風景に出くわす。
「アレ?ここって前に来たよなぁ?」
バイクでは走った事は無いはずだけど何時だろう?
あっ、そうだ!
この道ってコレがある道だっ!
もしそうなら右側に見えてくるはずだ・・・
コレ ↓
掩体壕だよ~~!
いつか見た風景だと思ったのは
この掩体壕を探してこの周辺だけ走った事があるからでした。
車でね。
廃墟ハンターのくせに
すっかり存在を忘れちゃってたよ。
おもわぬ再会です。
んで、少し先に進んで朝霧に包まれた境港
早朝の港っていいよね~
自然とジドリがしたくなっちゃいます。
行こうと思ってる美保神社は目の前の海峡を
渡らないといけないので
お尻がムズムズする境水道大橋を渡ります。
高さにビビって肩に力が入るので
橋からの眺めを見ないようにして
対岸へ
美保湾から昇る朝日を見ながら走るって
ちょっと感動だよ。
ね、ホテルで朝食を食べてると見れない風景なのだよ。
(旅館の朝食は食べないと勿体無いけどね)
途中にある男女岩
夫婦岩じゃなくて「男女岩」です。
(右の岩が男根で左の岩には穴があいてるのだ)
なかなか良いタイミングで男女岩を見れたんじゃない?
そんな朝日を浴びる中
美保神社に到着
早朝だったのでお土産屋も開いてないので
神社の目の前にカワセミ号を停めさせてもらいました。
カワセミ号を停めたところから
青石畳への入口が
めっちゃ良い雰囲気ですが
わたくしは神社の方へ
この美保神社はゑびす様の総本山で
昨日行った出雲大社と合わせてお参りすることを
「両参り」と呼ぶらしく願い事が叶うとされています。
出雲御三社の一つで
事代主神は三穂津姫命
本殿は三保造りといってとっても立派でございます。
いや~、朝からとっても金運がアップしそうな
気分になれたよ。
美保神社でパワーを頂いた響は
境港へ引き返します。
来る時より明るくなった県道を快走して
お尻がムズムズする怖い鉄橋を渡って
水木しげるロードへ
商店街にはゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪の
像が並んでるけどわたくしが寄ったのはココ ↓
どうですか?
かなり原作に忠実な鬼太郎たちですよ。
そう、今のアニメの猫娘は茶髪で可愛いけど
本当はこんな妖怪の娘なんだぞ。
昨晩に無理して来なくてよかっぱ
めっちゃコエ~ぞ。
で、わたくしが一番好きな妖怪はぬりかべ
壁を妖怪にするって発想がたまりません。
あ~、これも夜に見たらビビッたかも ↓
まだ誰も観光客が来てないので
もう遊び放題です。
子供の列に並ばなくても
一反木綿に乗れます。
それとやっぱりいました・・・
「1日1カッパ」
妖怪だもんね。
街の中は空港の名前に鬼太郎って付けるくらいだから
走ってる列車も妖怪カラーです。
いいよね~
こんなの
では、そろそろ大山に向かうけど
戻りも空港の前を通ってR181へ
米子市街地から離れるとどんどん田舎道になっていくよ。
大山って山に向かって無数に道が伸びてるんだけど
今日はどの道から登ろうかな?
まだ走った事が無い道がいいのだけど・・・と
地図を眺めていたら牧場を抜けて登る道があったので
k284へ
やっぱりこの道もヨカッパ
牧場には白黒の牛が草を食んでるよ。
牧場からさらに登ると大山を周遊する道に出ます。
もうこの標高くらいから道沿いの木々が
紅葉しだします。
周遊道路に入って間もないけど
桝水高原へ
ここもススキの海でした。
でも昨日の三瓶山と違って
手前のススキが刈られてるので
ジドリはしやすい。
千メートルを越える峰を拝みながらの
シェンロンは何かいい事がありそうです。
でもジドリしてると
後でメェーメェーうるさいんですケロ(汗)
観光用リフトの客寄せヤギさん。
餌は勝手に下に生えてる草を食べてるので
特に人懐っこいわけでもないみたいだ。
桝水高原を出て
周遊路を南に少し走ると
大山で一番メジャーな鍵掛峠があります。
平日なのに駐車場は満車だぞ。
紅葉シーズンなので県外ナンバーも多いみたい。
大山の紅葉の時期に来るのは初めてだけど
やっぱり綺麗だ。
ブナ林を中心とした原生林なので
派手な色は無いけど
個人的にはカエデなどのくっきりカラーより
原生林の紅葉の方が好きかも。

ちょっとコントラストを上げないと
色が出ないけどなかなか壮大な眺めでした。
駐車場が満車なだけあって
展望所にはカメラの三脚が並んでおります。
昨日からの雲がまだ残ってる日だったので
真っ青な空の下って訳ではなかったけど
来てヨカッパ。
峠から見えていたブナの林を見ると
こんな感じ ↓
森のダムを作ってくれる大事な原生林です。
大山を堪能していただけましたか?
と、言ってもまだ登ったばかりなので
半周くらいはしちゃうよ。

大山を眺めるベストな方角から見た後は
反時計回りで倉吉市側へ周ります。
ちょっと綺麗な場所には
必ず車が停まってる感じ。
何度か走ってる道だけど
やっぱりバイクで走るとめっちゃ楽しい道だ。
(まるっと一周しちゃうと飽きるけどな)
グル~っと走って
奥大山の方まで来ると
東側にはまだ雲がいっぱい残ってるみたい。
雨は降らないだろうけど
山が高いのでけっこう分厚い雲が引っかかってるよ。
それでもまだまだ絶景ロードは続きます。
見えていた雲の中に入ると
ここの紅葉も綺麗でした。
原生林なので「赤」じゃなくて「茶色」だけど
とっても綺麗。
では、そろそろ大山を下るけど
どの道で下ろうかな?
とにかく大山から放射状にたくさんの道が出てるので
迷っちゃうよ。
ん~~・・・この後、乗ってるバイクは隼じゃないけど
若桜鉄道の隼駅に行って見る?って事で
k45で大山を下って見た。
下るとこれまた快適な道で倉吉市を目指します。
田舎でよく見る道を通ります。
家の前に綺麗な溝があるって憧れるんだよね。
(溝でザリガニを飼いたい)
で、急に街になって
倉吉市街地へ
鉄道記念館の前を通って
街を抜けてk21へ
ずっと東へ向かって走ってると
鳥居が出現
この先に国宝「投入堂」があります。
たぶん登り口はコレ ↓
三徳山三仏寺の投入堂までは
地図を見ると徒歩で1時間30分だって
いや登山道でって書いてるので
登山だなこれは。
でも、すこし先へ行ったところで
投入堂を拝める拝礼所があったので
そこから投入堂を見ます。
しかし・・・
逆光でな~んも見えないんですケロ
一生懸命ズームしてみたら
なんとなく投入堂が見えたよ。
判る?
凄い断崖絶壁のくぼみに
祠が建ってるのだけど
ほんと窪みに祠を投げてスポッとはまった感じだ。
もっとよく見れないかな?と思ったら
な~んだ、ちゃんと投入堂が拝めるように
双眼鏡が設置してるじゃまいかっ!
しかも嬉しい「タダ」で。
じゃ、覗くよ。
覗きは基本だもん。

うん、見える見える
この双眼鏡のレンズにコンデジのレンズを
くっ付けて撮ってみた ↓
見えましたか?
良かったヨカッパ
でも良くないんだな~コレが
だって投入堂は峠を越える途中にあるってだけで
寄り道するだけの場所だったのに
肝心の峠が・・・
通れんよ。
マジですか?
地図を見たらグル~~と周って行かないといけなくて
道を辿るだけでクラクラしてきた。
(もうね、ここは山なのに日本海側まで迂回しないといけないわけよ)
そういうわけで隼駅、さようなら~~~!!
あっさりと目的地をあきらめる
潔さをわたくしは持っています。
投入堂の道を引き返して
三朝温泉の近くの食堂でランチタイム
刺身系が入荷が無くてダメらしいので
うなぎ丼を
美味しいです。
でも、もう2切れ増量してくんないかな?
さて、目的地を失った響はこれからどうする?
少ないうなぎと白ご飯の配分を考えながら
今後のルートも考えます。
これ以上家から遠い方に行くとキツイので
高速のインターがある方角へ走った方が良いんじゃネ?
そうだねぇ~とステファニーに話しかけながら
ルートを決定。
R179まで戻って南下を開始
田舎の国道らしく
カクカク曲がる国道を間違えないように
進みます。
奥津温泉を通過して
R181に入ったところで
ついさきほど決まった本日の第二の目的地に到着。
やっぱりこれだよコレ
Zガンダムだよ。
1日1ソフトを堪能しながら
Zガンダムが見れるなんて最高!
もう、大人のロマンです。
ファーストガンダムよりZが好きな響少年は
ここが大好き。
残念ながら1分の1スケールじゃないけど
ちゃんとコックピットもあるんだぞ。
(後から乗れるらしい)
ここに来るとみんなニュータイプになれるのだ。
ん?
九時の方角に何かプレッシャーを感じる
Z用語ではカワセミ号じゃなくメッサーラと呼ばれる
機体でプレッシャーを感じる方へ
プレッシャーの正体はコレでした ↓
近代化遺産「旧遷喬小学校跡」
ルネサンス様式のステキな学校でした。
潜入レポはまた忘れた頃に書きます。
だってそろそろ高速に乗らないと
暗くなっちゃうもん。
旧遷喬小学校跡からちょっと走ると中国自動車道の
落合ICがあるのでそこから高速移動の開始です。
ずっと西に向かって走るけど
ずっと太陽が眩しいんだよね(汗)
しかし広島県の中央部まで来ると
日没を向えた。
ここで完全な防寒体制を整えます。
この先はただ淡々と距離を稼ぐ退屈な時間になるはずだったのだけど
ガソリンを安佐SAで入れ忘れてドキドキな走行になっちゃったよ。
ずっと走りながら距離と燃費計算をしたので
まったく退屈はしなかったけど
ヤバイ?と思ったのが広島県の真ん中で
次にスタンドがあるSAがなんと山口県の美東SAなんだよ。
とりあえずガソリンのメーターが点滅し始めて
350km走ったところでなんとかガス欠せずに美東SAへ
手前の山口ICで一旦高速を降りるか
かなり葛藤したのでものすごく充実した?帰路なのでありました。
さぁ、次は九州の紅葉も見に行かないと