明日晴れだね、走るよー(ちゃつ)
・・・(T▽T)しとりで(ちゃつ)
もちっこさーん(T▽T)
明日しまー???
蕎麦食べ行けへん?(ちゃつ)
どうやら強烈な蕎麦スイッチが入ったシトがいらっしゃるみたいです。
(蕎麦の禁断症状か?)
と、こんなLINEのやり取りで
捕獲されたもちっこさんと同様に
わたくしもたまたま休みの日だったので
ノコノコと冷やかし半分で
集合場所の古賀サービスエリアを覗いてみた。
「おはようございます。」
「今日は何処まで行くと?」(響)
「佐賀の蕎麦を食べたいんよ」(ちゃつ)
「そう、それじゃ頑張ってね」(響)
「ハァ~!???」
「行かんとぉーーっ?」(ちゃつ)
だってこのメンバーだと
両手に花じゃなくて
引率係りみたいになりそうなんだもん。
とか言いながら今日はちゃっつんの企画だから
着いていくだけで楽チンかもしれないので
参加してみることにします。
じゃ、先導お願いねと言って
ヘルメットをかぶって出発しますが
お互い先導することをけん制してなかなかスタートしません。
手でさっさと行けとアピールすると
仕方なくちゃっつんの先導でスタート。
久し振りにわたくしの前にバイクが走ってる。
しかし、筑紫野IC手前で事故渋滞があって
短い区間だけどスリスリ~とすり抜けしてると少し開いたスペースで
ちゃっつんが横に並べと手招きしてるので
並んでみたらあの野郎、急にブレーキをかけて先導を強制的に
丸投げしやがった!
気付いたときには後続車がいるので
わたしも一緒にブレーキってわけには行かず
仕方なく先導をさせられます。
奴は人に先導をさせる天才か?
ある程度立ち寄りポイントは聞いていたので
東背振ICで降りてk136へ
初めて通る気がする道だけど
この県道の途中にヒマワリの咲くところがあるらしい。
ま、ヒマワリが咲いてたら目立つし
走ってたら見つかるでしょう。
そんなのんきな構えで走ってたら・・・
長閑なところだな~って思ってたけど
向かいに見える段々畑はヒマワリじゃね?
まったくと言っていいほど咲いてない。
何分咲き?と聞かれたら
即答でゼロ分咲きですって言えます。
ただの草みたいな奴をヒマワリだと
気づいた私はめっちゃエライんじゃないだろうか?
「騙された・・・」
と・・・かは言いませんよ。
わたくしも花を目当てに企画したツーリングは
ことごとく時期を外してますから人の事は言えません。
しかしヒマワリの咲く予定だった段々畑はまだ咲いてないけど
段々畑の最上部に真っ赤な花が咲いていたので
バイクを停めて行ってみた。
ケイトウかな?
真っ赤で綺麗じゃないですか
しかも下の段のヒマワリはゼロだけど
このケイトウの段にあるヒマワリだけは満開だよ。
植えた時期が違うのか?
とりあえず草みたいなヒマワリで撮らないといけないと思った
一発目の集合はこの赤い奴の前で撮ります。
初っ端からどうなるかと思ったけど
ちゃつ企画らしくて楽しいぞ。
それでは今日のメンバー ↓
生贄ビト1:mochicco 「わたし着いていくだけやけ楽やわぁ」
企画ビト:cya2 「わたし蕎麦さえ食べれれば良いんやけ」
生贄ビト2:hibiki 「たのむから何も考えないで良いツーリングをさせてくれ」
草だったヒマワリ畑のMissionの次は
マイナーな面白い橋を見に行きたいらしい。
そこばかりはわたくしもまったく知らないので
ちゃっつんの先導に頼ります。
大きな通りに戻って
橋があるらしい付近まで向かいます。
k31を西へ
わたくしはナビを見ながら
あ、今んとこ曲がらんといけんのやない?と
思ったけど馬に釣られたちゃっつんはどんどん先へ
そしてやっと曲がったけど
どうも迷子の予感が・・・(汗)
とりあえず方角だけは聞かされてたけど
正確な場所はちゃっつんしか判らないので
わたくしは優雅に構えて待つしかありません。
せいぜい頑張ってくれたまえ
わしは急がないからゆっくりすればいいさ
いつもマップルとナビを睨んでた自分の企画ツーリングと違って
今日は優雅じゃ。
でもちょっとだけ判る場所までナビで案内して
後はちゃっつんにタッチ
どうも筑後川沿いにあるらしい。
川の土手の道を走りながらキョロキョロしてる
すると、聞こえないけど
アッタアッタ~!と叫びながら
指を指すので目的の橋を見付けたらしい。
それがこの橋 ↓
どうでしょう?
いかにもマイナリストが喜びそうな
マイナーな香りプンプンの橋だぞ。
(よくこんな橋を見つけて来たな)
「オォー!ザリガニやん」(響)
「え~、エビよこれ」(ちゃつ)
「オマールエビじゃないと」(もちっこ)
ここ、クリーク公園だろ?
だったらザリガニで間違い無いんじゃねーかと
思ったけど女子2人からエビやらオマールやらと言われて
ザリガニを全否定されたら
もうどっちでも良い感じ。
(ざっくりエビと言えば間違ってねーしな)
しかし超絶マイナースポットだけど
ちゃんと作り込んでるザリガニエビだ。
ちゃっつんのMission「エビの橋でコント」
と、言うわけでエビポーズで集合を撮る事に・・・
これねぇ、東北ツーリングの時に
タンスタポーズでやったけど
結構ふくらはぎのところがピキピキ来るんだよ。
(つま先が上がってるもちっこさんが正しいエビポーズです)
バランス感覚の悪い3人組はなかなか
ポーズが揃わないので
飛んで見る事にしました。
スマホのタイマーでカウントダウンをしてジャンプすると言う
技を覚えたのでテイク4くらいでOKが出ました。
これが名付けて「ざりがに飛び」です。
もっと大人数でやりたいかも。
とりあえず「疲れた・・・」
Missionを終えてバイクのところに戻るのですが
停めたところにみねクリーク公園の案内板が・・・
「オ~イ! やっぱりこの橋ざりがに橋だぞ~~」
「え~、そんなわけないっちゃ」(女子×2)
「ほら、証拠写真」
なんだかめっちゃ勝った気分なんですケロ
鼻を明かすってこういう事を言うのですね?
とりあえず気分がいいのでクリークに飛び込みたくなります。
カッパですから・・・
んじゃ、メインMissionの蕎麦に行くよ。
ここからは電話番号でお店がナビに出たので
わたくしが案内いたします。
山奥の蕎麦屋かと思ったけど
田んぼのど真ん中の蕎麦屋でした。
ナビが無いとちょっとたどり着け無いかも。
大きな農家を改築したようなお店で
庭がめっちゃ広い。
蕎麦屋「まこと」と書かれた暖簾をくぐって
蕎麦を堪能いたします。
時期的にあまりよくないかもと思ってたけど
北海道産の新蕎麦でした。
わたくしの好きな噛み続けたくなるような
麺で少しコシがあるので十割じゃないのかな?と思って
お店の方に聞いたら9,2割蕎麦でした。
御汁も出汁がよく効いていて
後で出てくる蕎麦湯で薄めて飲むとめっちゃ美味しい。
しかしちゃっつんは麺で全部飲んでしまったので
御汁をお替りしてたよ。
(絶対喉渇くからな)
蕎麦豆腐と蕎麦団子で満腹!
ご馳走様でした。
さぁ、蕎麦スイッチが入ったちゃっつんの企画は
蕎麦を食べたのでスイッチがOFFに
どうする?
んじゃ、佐賀に来た時に暇があったら行こうと思ってた
佐嘉神社に行く?
県庁の横なんで街中だけど良い?と
言うと2人ともそこで良いと言うのでご案内。
しかし県庁の横と言っても
県庁の2km手前まで農村風景という街なので
すんなり到着。
神社近くのスペースにバイクを停めて
境内へ
するとこんな可愛い建物がありました。
洋館?
近代化遺産?
我が家シリーズ?
いえいえ
これは・・・
トイレです。
便所です。
レストルームです。
回廊式のトイレになっていて
こんなの初めて見た。
こんな可愛いトイレの先に行くと
佐賀らしく陶器の鳥居がありました。
たしかこの境内の中にあるらしいんだけどなぁ~
キョロキョロと探すと・・・
あった!
カッパだよ。
「1日1カッパ」です。
って、これ妖怪じゃねーかっ!
(いや、河童は元々妖怪ですから)
しかしどう見てもカッパに見えないんですケロ
でもちゃんとカッパの頭にはお皿があって
そのお皿に水を入れるとご利益があるらしい。
あ、このカッパどっかで見たことあるかもと思ったけど
そうだ!
伊万里の酒造で見たカッパのミイラにそっくりかも。
(松浦一酒造所有の河童のミイラ)↓
(撮影:響)
それとこの神社にはレアなカッパの
木像があります。
その辺で見るカッパと
格が違うぞ。
そんなカッパのパワーを感じてか・・・
かける水の量が欲望の量だとも気付かず
ジャブジャブかけまくるもちっこさん。
するとそんなびしょ濡れのカッパの横で
こんなおみくじを発見
面白そうなので買ってみた。
開くとなるほど
なにも書いてないね。
昔の駄菓子屋にこんなくじがあったよね。
濡らすと字が出てくる奴。
水の中に入れると
大吉って文字がじわーっと浮き出てくるので
これは楽しい演出です。
物を買うゆとりありって書いてるけど
もしかしたら何か宝くじ的なものが当たるのかも。
見たかったカッパは見終えたけど
けっこう大きな神社なので
ゆっくりと見学いたします。
恵比寿様もいらっしゃるし
台所の神様もいます。
しかも本日2頭目の馬もいます。
ロバ?
立派な本殿にもお参りします。
街中にあるので
幽玄とした雰囲気じゃないけど
なかなか楽しいところでした。
あ、そうだ
停まれば集合の儀式をまだしてないぞ。
と、言うことで集合の準備を
哀れな2人の準備を待ちながら
集合!
んじゃ、次へ!
佐賀城址のお堀の横を抜けて
佐賀平野らしいところを走り抜けます。
k49は走れば走るほど
周りはペッタンコの地形になります。
広大な平野を走りきって有明海のところまで行くと
佐賀空港があるのだけど
その空港の横にある空港公園に直行。
これが見たかったんだよ。
国産初の量産旅客機YS11
もちろん現役を退いて展示されてる
機体だけどこのレトロな顔がめっちゃ可愛い。
公園は空港の横なだけあって
空が広くて気持ちがいい。
通常は入れない駐車場に
バイクを押して入ってシコーキを見学します。
遊んでるように見えますが
あくまでもマイナリストなりの見学です。
しっかり炭鉱Tシャツで集合も撮って
空港公園の遊具で遊びます。
ブランコもしたし
もう満足です。
ジドリも完了!
んじゃ、そろそろ帰るコースに入るぞ。
もう完全に先導役になってしまってる事なんか
すっかり忘れたまま普通に案内しております。
(これがちゃつマジックです)
早津江川の河口の道を走って帰りますが
そういえばこのルートで帰ると
筑後川の導流堤が見れるんじゃない?
ちょうど潮も引いてるしね。
少し川を遡って新田大橋の袂に
バイクを停めて橋を渡ってみた。
そしてこれが筑後川ゲレーテ導流堤だ。
(ヨハネス・デ・レーケ=オランダの土木技師ね)
筑後川の河口部は川幅が広くなって
土砂が堆積しやすいため
川が浅くならないように
川を6.5kmに及ぶ導流堤で分断して有明海の沖まで
土砂を流す工夫がされています。
これって明治に人の手で積まれて
今も機能している近代化遺産なのだ。
※1890年(明治23年)竣工
そしてその導流堤をさらに上流に行くと
美しい可動橋があります。
久し振りに来たけど
やっぱり昇開橋は美しいよ。
本当はもっと待ってから
夕日が沈む時間が一番良いのだけど
ちゃっつんがあまり遅くなれないので
この時間の橋を眺めて帰ります。
橋のかかる堤防沿いの道には
古い銀行の跡もある
もう、近代化遺産のバーゲンみたいな場所なのだ。
家具の街
大川を抜けて八女ICを目指す。
インターまでのR442は車の流れがダラダラで
かったるいけど高速に乗ったら広川SAまで一気に走って
おやつタイム
やっぱりいきなり団子は食べておかないとね。
みんな夕ご飯はいらないくらい
おやつを食べて
「次は古賀SAね」
と、たしかにそう言ったと思ったのだけど
緑色のバイクは途中からカッ飛んで消えて行くのでありました。
日没直後に古賀SAへ
企画者がいねーじゃねーかっ!
ま、遅くなれないって言ってたので
しょうがねぇな。
もちっこさんと2人で解散式をして
八幡ICまでエスコートして別れました。
あぁ、また今日みたいな蕎麦があったら
誘ってね。
~Minorist Hibiki~