さぁ、お出かけしますよ。




ジャケットを着て

ブーツを履いて出る準備をするのですが

なんとも10時を過ぎてからの遅いスタートなのでした。




少し前は夜明け前にツーリングしていたのに

朝がちょっとでも寒くなると

こんなズボラなツーリングになっちゃうんだよねぇ。



で、行き先は

阿蘇にライダーには有名な

俵山と言う綺麗な草原の場所があるけど

今回目指すのは名前が似てて間違われやすい

マイナーな「島」の方です。



1 合馬峠を越えた.JPG


合馬(おうま)峠を越えて

小倉南区を抜けて九州の端っこを目指します。


2 カニ・カキロードといいます.JPG



カニ・カキロードと名前が付けられてる道で門司港まで行って

そこから海底トンネルに入るよ。



3 海底へ.JPG


20円です。




そうなのです

俵島って山口県の向津具半島の油谷島にあるのですが

私の今日の相棒はまたちびっ子バイクのBlue・bee号なのだ。




ちなみに目的地の地図はコレ ↓

たわらじま.jpg



阿蘇まで行けるんだから

山口方面も結構先の方まで行けるんじゃない?と言う

根拠の無い自信の元

原付バイクで本州をつっ走ります。


4 定番の道.JPG


車の多い下関市街地をちびっ子バイクの特権を活かして

スルスル~と抜け出てk34


5 白バイ注意.JPG


ハイペースをキープしたまま

k35に入って名物の巨木に挨拶していきます。


1 巨木に安全祈願.JPG



天気が良い日だったので

朝は冷え込みが強かったけど

ちょうどポカポカして気持ちがいい場所でした。



2 日向ぼっこが気持ちが良い日でした.JPG



巨木の前にあるベンチがいい感じで暖かだったので

ねっ転んで休憩して大楠を出た後は

小串に抜ける細い道を行こうかと思ったら

通行止じゃった(汗)




仕方無いのでいつものk262で大河内温泉へ向かう

道を走ってたのだけど

せっかくちびっ子バイクなので

細い道を見つけて入って見た。

(小野小町の墓の手前を左折です)



6 初めてのルート.JPG


なるほど~~


何時も見て走る風力発電の風車群の

中を走る道だったみたい。

7 ここから風車に行けそう.JPG


道も思ったより狭くならないまま

快適なルートだったよ。


3 海が見える峠.JPG


峠からは日本海が見えます。



その日本海に向かって走ると

道はやがてR191に突き当たるので

そこからしばらく国道を使います。



8 ちびっ子バイクでは初の道.JPG



海が綺麗な定番の道を走って

これまた定番の場所へ




メジャーな場所だけどBlue・bee号では

初の場所だよ~!



響ブルー.jpg


「角島大橋」




今日も綺麗な角島ブルーな日でした。


展望台が綺麗になってる.JPG



最近はゲストライダーの案内とかじゃないと

寄らない場所だったけど

せっかくBlue・bee号で初めて来たので

ジドリしちゃうよ。


6 しゃべりかけないで.jpg



海を眺めるライダーって感じのポーズで良いですか?



7 とりあえずちびっ子バイクと記念に1枚.JPG


と、ジドリをしたのはいいのだけど

ちびっ子バイクの欠点か?


いまいちかっこよくジドリが出来ないんだよね。

(どうしてもオモチャに跨ってるように見えちゃう)



角島には用は無いので

渡らないけど綺麗な秋晴れの角島だったので

その先からも眺めてみた。

8 山口らしいスポットです.JPG


ここからの方が夏みかんカラーのガードレールもあるので

山口県らしい眺めです。




さらにその先で

ちびっ子バイクに乗ったまま

ビーチへ


9 白いビーチが魅力な場所.JPG


CBじゃ絶対入れない場所だよ。



しかも軽いので

サイドスタンドが埋まらないのが良い。


秋晴れの空に感謝.JPG



海があまりにも綺麗だったので

遊んじゃいます。




漂着物が無いのでビーチコーミングが出来ない代わりに

カッパを書いてきてやったぜ。


12 でっかく河童は書いてきた.JPG



誰も居ない真っ青な海を

貸し切る至福のひと時でした。


こんな撮影は大きなバイクが似会うかも.JPG




んじゃ先へ行くよ



元のR191に出るまでも

裏道をチョイスしながら走ります。


9 つい選んでしまう道.JPG


阿川までショートカットして

油谷湾の横を走ります。

10 コスモスが沿線にいっぱい咲いています.JPG


あ、そうだ

そろそろお昼ごはんを食べないと

もうお昼を過ぎちゃってるぞ。




適当に道沿いの食堂で食べてもいいけど

ホテル楊貴楼の別館で食べて見ることにしよう。



ホテルの別館なので気楽な気持ちで案内板に沿って

向かうけど思ったよりスゲー林道へ案内されたよ。


11 猿がおったぞ.JPG


細い道をしばらく走って

「これって道間違って無いよなぁ?」って不安になるような

森を抜けるとすこし明るい林道になったけど

あまりに山奥へ入るので

道に猿の群れがおったぞ。




しかもちびっ子をバイクを馬鹿にしてるのか

道から避けてくれない図々しい猿達・・・



13 逃げない奴ら.jpg


山口県の海の近くで猿を見るのは初めてかも




林道を走る事3kmちょい




やっと楊貴館の「ととろの里」に到着

(何でこんな山奥に造った?)

12 ととろの里に到着.JPG


奥に駐車場があるみたいだけど

手前に停めて庭からお邪魔いたします。


13 離れた場所に停めてしまったぜ.JPG


湿原じゃないけど

なかなか趣のある庭だよ。


13 湿原みたいな庭.JPG


木道を歩いてお店に入り

鴨ねぎソバを頂きます。


14 鴨lねぎそば.JPG


ソバを頂くには一番良くない時期なので

香りはイマひとつだったけど

歯ごたえもわたくし好みな感じで美味しく頂けました。


15 もっと大きな塊ちょうだい.JPG


半分ほどそのまま食べて

残りはこの生わさびをソバに直接付けて

食べるとまた違った爽やかな風味とともに食べれます。



ソバだけだとちょっと物足らないので

黒イナリも頂いちゃう

16 石炭じゃないぞ.JPG


これを食べて腹黒をキープいたします。



食べ終わった後は来た道を戻るけど

猿の群れは後から来た車を見て逃げたのか

どっかに行っちゃってたよ。



折り返しは国道まで戻らずに途中にある

みのりロード経由で俵島がある向津具半島へ入ります。



14 ちらほら咲いてる彼岸花が綺麗.JPG


北浦広域農道から

海沿いのk357で油谷島へ

15 油谷の方へ.JPG


この道大好き!



油谷島といっても半島にくっ付いてる島で

その島の付け根の大浦の町を通過

(どうやらこの付近でみんみんさんとすれ違ったらしい)

16 油谷の町.JPG


狭い漁村の道を抜けて

油谷島を一周できる道へ


17 岬巡りのスタート.JPG


道は細いけど

対向車なんて来ないほどマイナーな道なので

景色を楽しみながら島の西側まで来ると

本日の目的地である俵島が見えて来る。


17 タワラジマビュースポット.JPG


カワセミ号では数度来たことがあるけど

久しぶりの俵島だ




遠くにさっき見た角島大橋が見えるよ。


18 誰もいない静かな場所です.JPG


ま、ここから見る俵島自体はなんて事の無い島なんだけど

今日はこの島に渡ってみようと思います。


19 遠くに角島大橋.JPG


ほら、

干潮時には道が出来て渡れるんだよ。




しかしどっから下に降りれるんだろう?





島が見える道を行ったり来たりして

探したけどこの道かぁ?

18 ちびっ子バイクは道を選ばない.JPG


間違いなくこの道だな・・・




って、コレ

道じゃねぇ~けどな。




でもBlue・bee号なら大丈夫!

20 ちびっ子バイクの特権.JPG


道なんてあれば便利程度にしか考えてない

バイクなのだ。




これこそ今日、ちびっ子バイクで来た

ことを最大限に有効活用できる場所じゃないだろうか。


21 ここからあの島を目指すぞ.JPG


目的の島にこんなに近付けました。




しかし流石にここからは

海岸を歩くしかなさそうです。




釣り人や海草を採る人が降りるみたいな

道があったので簡単に

海岸に出れたのはいいのだけど

この海岸ってめちゃ歩きにくいぞ

22 ずっと丸い石の浜です.JPG



尾道の猫石の大きさの石がゴロゴロしてて

歩くとゴロゴロと音を立てて足場が崩れます。




歩きにくいったらありゃしねぇ


23 歩きにくいったらありゃしない.jpg



ズリズリ・ゴロゴロさせながら

目前に迫った島を目指す



24 もうちょっと.JPG



島の付け根まで来ると

上から見えていた陸はこんな感じでコンクリートの塊が

並べられてました。 ↓

25 こんな感じでいまなら渡れる.JPG


コンクリートの橋をピョンピョンと渡りながら

今来た方を見るとこの周辺の海もとっても綺麗です。

26 穏やかな風景だよ.JPG


では、いよいよ

俵島に上陸です。




島は柱状節理で天然記念物に

指定されてる場所でもありました。



27 俵島の柱状節理.JPG


かなり立派な柱状節理だよ。



とりあえず上陸記念のジドリを・・・



28 上陸したよ.JPG


気になっていた灯台も近くに見える


29 俵島の灯台.JPG



しかし灯台までの道が草ボウボウで突破する気も

起こらないレベルだったので

あきらめて戻ります。




あ、俵島もいいけど

俵島と対になってる岬もめっちゃ綺麗だ


本土側もめっちゃ良い.JPG



なぜか本土側に俵島の碑が

建ってるよ。



31 記念撮影.JPG



斜めになってるのは

カメラじゃなくて石碑の方ね



岬の絶壁も綺麗だったので

ここでも儀式をしてきます。


岬のパワースポット.JPG



よ~く探せば猛禽類の巣とか

ありそうだよ。




じゃ、戻ろうか

ズリズリ・ゴロゴロさせながらな



恐ろしく体力を消耗する海岸に苦戦しながら

バイクの所まで戻りました。


19 歩くと考えたらバイクって楽チンだよね.JPG


普通だったら上の道まで更に

歩いて上がらないといけないので

やっぱりちびっ子バイクで来て正解だ。



20 岬を一周します.JPG


油谷島の外周路に戻って

大浦の海岸


半島で一番綺麗な場所。.jpg



向津具半島の周辺の風景で

わたくしが一番好きな場所




油谷島から出て同じ半島内にあって

何度も前を通るも案内板を無視して寄らなかった

二尊寺へ


34 初めてまともに寄った.JPG


油谷周辺の観光で検索すると必ず

出てくる観光スポットの楊貴妃の里だよ。


35 楊貴妃さん.JPG



楊貴妃が本当にこの地に上陸したのか

諸説あるようだけど

一応楊貴妃のお墓なるものがあります。


36 案内があります.JPG


8世紀の始め頃、絶世の美女であり

唐の皇帝であった

玄宗皇帝を惑わせた傾国の女と言われた楊貴妃ですが

民衆の暴動で殺されたと言う説と

実はこの日本に逃れこの油谷の地で亡くなったという

説があります。



案内板に沿っていくと

どうもここれが楊貴妃のお墓らしい ↓

37 これがお墓らしいです.JPG


中央の石塔以外は

後に信者が建てたものらしいけど

たしかにこのお墓だけは他のものと年代が違います。


38 盛りヘアの元祖か?.JPG


8世紀なんて遠い昔の事だけに

楊貴妃がここにいたかどうかはわかんないけど

ロマンがあっていいじゃない。



奉られている二尊寺の前は

中国風をイメージして造られた公園になっていて

東屋でニャンコがゴロンとしていました。


39 ニャン!.JPG



平和な時間が流れています。


40 ニャンニャン.JPG



では向津具半島でもう一ヶ所



21 最後の岬へ.JPG


出来れば半島の北端にある

川尻岬の灯台に行こうと思って

行って見ました。


41 最後のスポット.JPG



夕方なので誰もいない岬を

歩いてみます。


41 岬に続く道.JPG



岬の先端はまだずっと先ですが

途中にこんなモニュメントがある


42 複雑な端っこ.JPG



本州の西北端です。



なんとも中途半端な先っちょですが

景色は最高。


43 川尻岬です.JPG


この岬の突端の高い場所に

灯台があるのですが・・・



あるのですが・・・


44 時間切れと言うより体力ギレ.JPG



時間切れ&体力切れ

(言い訳比率「時間切れ:体力切れ」=「2:8」)



頭は帰りは遅くなってもいいので

先端まで歩けと言ってるのですが

体が拒否いたします。




そんな葛藤をしながら

ボーーと海を眺めるのが良い


45 たそがれタイム.JPG


では、休憩もたっぷりと取ったので

一気に帰るとするかぁ。




Blue・bee号の底力を見せろっ!


22 新しい農道.JPG



と、言う訳で

ノンストップ&ハイペースで

広域農道を使い日が高いうちに

下関市の菊川まで戻って参りました。


23 本州から出るぞ~.JPG


来る時に使ったk34で下関の市街地へ入り

帰宅ラッシュをスルスル~とすり抜けて

火の山に登るよ。

46 火の山です.JPG



火の山からの夕景



48 赤く染まる下関と北九州.JPG


海峡の対岸はもう我が町北九州




太陽は我が名である

響灘に沈もうとしております。


49 めっちゃ綺麗な夕日でした.JPG



久しぶりに海に沈む

夕日を見ました。



何時も思うけど

沈みだすと太陽の動きって速いよね。

(正しくは地球の自転ですケロ)

50 こうなるまでの時間って短い.JPG


アッと言う間に

海の向こうに沈んじゃった。


51 街に灯りが灯りだす.JPG


街に明かりがポツポツと

増えていきます。




夕日が沈んだ後の

この時間の空が好き。




赤く染まった空に

深い群青色が加わり

マジックアワーへと移行します。



52 マジックアワーと言います.JPG




さぁ、戻ろうか?




現実に戻ると

まだ家まで遠いのだよ。


24 戻って参りました.JPG


20円払ってフグのお腹の中を通って

街明かりの中を帰って来ました。



流石に最後の峠の上は寒かったぞ。





「小さなバイクでも遊びは大きく」

これからもそんな遊びを探しに走り続けたいと思います。