[信州ツーリング1日目:トロッコ電車に乗ろう]
「さぁ、出かけるぞ
準備は良いか?
ステファニー」
いつものツーリング用バックをシートに積んで
ステファニーをくっつけた
青い奴はガレージを出て行く
ここは、
九州の端っこの部埼
船に乗る前に
ここで旅の安全祈願をしてまいりました。
新門司発
泉大津行き
これに乗ると響の夏休みがスタートします
そんなわけで
今年はフェリーに乗って
3年ブリブリの信州を目指すよぉ~。
平日の早い時間に出る便なので
紙テープイベントは無かったけど
恒例の甲板で「プッハァ~~!!」は
しっかりやってきた。
ツーリングの初日は移動日なので
船内コンサートなどは見ないまま
さっさと寝ちゃうのでありました。
夕日を見て寝て起きたら
今度は大阪湾の朝日
太陽が私の上陸を歓迎してくれました。
船から下りるバイクは
数台あったけど全部関西方面で
地元に帰る組らしく
込み合った港の道を馴れた感じでスルスルーと抜けるので
わたくしもそれにくっついて港を脱出
さぁ、ここからが一番苦手とする
大阪圏脱出なのだ。
間違えずに抜けれる自信がまったく無い中
今回はいきなり泉大津ICを和歌山方面に乗るとこやった(汗)
インターの入口の手前で左に寄せて
マップルとナビとをにらみつける。
まだ交通量が少ない時間だったので
中央分離帯の切れ目でUターンして
正しいと思われるインターから高速へ
これで良いんよね?
ったくドキドキするんですケロ(汗)
とりあえず高速(有料)に乗ったら
わたくの手書きの最新ナビに従って走る。
これに書いてるJctの名前の看板が出るまで
変な汗が出るんだよな。
しかしこのルートって近畿道や阪神高速などを
経由するのでぼったくりルートなのですが
一番間違えにくいという理由で
仕方なく選んでおります。
吹田Jctから無事に名神に乗って京都方面に入ると
やっと緊張が解けたよ。
大阪エリアは通勤ラッシュ時間の前に
脱出できたけど京都付近でまた交通量が増えるけど
関西エリアの車はみんなハイペースなので
三桁キープのまま草津SAに到着。
ここで・・・
nさん登場!
迎撃ありがとうございます。
わたくしは黒部渓谷のトロッコに乗るのに
その時間までに行かないと行けないので
あまりゆっくり出来ないというと
北陸道から東海北陸道を回って1区間で
周遊すると言う距離感欠乏症らしいルートで
遊ぶというので遠慮なく付き合ってもらいましょう。
少~し早いペースで走るけど
軽く煽られるんだよね。
車の多い名神から北陸道に入ると
空も青くてめっちゃ走りやすい。
しばらく日本海を真横に見ながら走って
徳光パーキングへ
ハイウェイオアシスになってるので
海側まで遊びに行けます。
綺麗な日本海が見えるところで
集合!
nさん、たばこを買いに九州に来るくらいだから
高速の長距離周遊も苦にならないでしょう。
最後の離脱ポイントのサービスエリアまで
先導してもらったけど・・・
はや~~い!
ハイペース?と思っていた
わたくしの巡航速度をはるかに上回る
ペースで引っ張られます。
そしてすぐに東海北陸道と分かれる手前の
小矢川SAで解散となりました。
(ハヤッ!)
一緒に食事も取らず
お茶すらゆっくりと一緒できずに
申し訳ないけど
黒部渓谷鉄道の11時台の列車に乗りたかったので
わたくしはさっさと出発させてもらいました。
もう11時過ぎてるって
nさんの突っ込みを聞き流して
できるだけ頑張ってみることに・・・
富山ICの先で天気雨にあったけど
わたくしが音速に近かったので
濡れる暇もなく突破!
(※注:大げさな表現なだけです)
黒部ICで高速を降りて宇奈月温泉方面へ
沿線にはトロッコ電車の車両が
展示されてるよ。
K14を走ってると
有名な観光地なので
こまかく宇奈月温泉の案内が出るので
ナビも見ることなく楽々と宇奈月温泉に到着!
駐車場にバイクを停めて
400円払って駐車場にトロッコ列車の
時刻表があったので
見たら10分遅刻やった~~!(汗)
なんで11時台に行きたかったかというと
1時間にだいたい3本列車が出てるのだけど
11時台の3本目を乗り遅れると
1時間くらい間が空いちゃうからなんだよ。
ま、最初から
間に合ったら良いな~的なプランで
組んでたけどどうせ間に合わないんだったら
nさんと食事をしたかったぞ。
でも間に合わなかったおかげで
時間はタップリ。
宇奈月温泉名物の
鱒寿司を食べたり
街ブラしたり・・・
駅に戻る途中にあった
カフェで紫芋アイスを頂きます。
アイスを食べながら
無料の足湯も入れるよ。
こんなところでまさかの
「1日1カッパ」なのでありました。
夏場なので人肌温めで
とっても気持ちいいのであります。
では12:50の便が出る時間が近付いたので
ホームに行くよ。
(チケットを買うときに10分前には来てくださいと言われたので守ります)
もう、ライダーでもツーリングでも無く
完全に普通の観光客ですが
乗ったこと無いから乗りたかったんだよ。
これから黒部渓谷トロッコ電車で
片道20.1km
時間にして80分の旅に出ま~す。
往復で2時間40分以上使うので
初日のツーリングはここで
すべての時間を使っちゃう計算なのだ。
(遅刻しなかったらちょっと寄り道も考えてたケロ)
まずは真っ赤な新山彦橋を渡るよ~
するとすぐに宇奈月ダムが見えてきます。
前日かその前に降った雨の
影響なのか水の色が凄いよ。
狭い渓谷を縫うように走る
ナローゲージのトロッコ電車は
関西電力の発電所用に作られた
ものだけあって走る場所はかなりワイルドです。
(観光に開放された当初は命の保障は無いと注意書きがあったそうです)
断崖ギリギリを走ったり素堀りのトンネルを
抜けたりするけど駅は普通に見えるから面白い。
途中にいくつも駅はあるけど
ほとんどは関電の関係者くらいしか乗り降りしない駅です。
そんな駅の一つで見つけた
支線 ↓
ねぇ~、
かなりワイルドでしょ?
穴ポコ探検隊の血が騒いでたまらないよ。
心惹かれるトンネルもあれば
こんな萌える水路橋もあります。
上流から下の発電所まで
水を送る水路です。
トロッコの軌道を作るだけでも凄いのに
さらに険しい場所に水路まで
作ってるいるようだ。
それに加えて冬場用の通路まであります。
雪深い場所なので冬季はトロッコが使えず
作業員は沿線にそって延々と続く
半地下の壕の中を歩くらしい。
こんな道が観光トロッコで行ける20.1kmよりも
ずっと先まで続いているんだよ。
黒四ダムと並んで
ほんと凄い事業だったんだね。
で、コチラは黒部川第二発電所です ↓
どうです?
普通にビルですねぇ。
でも道なんてないし
鉄橋も車用じゃなくてトロッコ用なんだよ。
建設しやすい国道沿いにある
発電所以上に立派です。
そしてまたいくつも寒いトンネルを抜けると
鐘釣駅に列車は停まります。
ここは観光施設もあるので
一般客の乗り降りがあるけど
駅の横の谷の下に万年雪が残ってた。
「あ、雪」と
後ろの座席に座ってたおば様に教えたけど
岩に見えて仕方ないらしく
信じてもらえんかったよ。
でも列車が動き出してすぐに
「万年雪展望所」って案内が出ていたので
そこで急に感動するおば様
(それから仲良しになってずっと世間話しておりました)
渓谷がさらに険しくなったところで
もう80分?と感じた終点欅平駅に到着。
ここから温泉に行ったり
渓谷を遊歩道で見たりするルートがあるのだけど
やっぱり絶景はトロッコの路線沿いの方が濃いかな?
20分ほど周辺をブラブラして
折り返しの列車に乗りました。
帰りは飽きて寝るかな?と
思ったけど座る場所を行きと反対が見える方に
したのでわたくしは寝ません。
しっかり手も振りますよ
作業お疲れ様です。
こんなところで食べる弁当は美味しいだろうね。
ガタンゴトンと小さな電車は深い深い谷を
どんどん下っていく
終盤に入って
行くときには反対側でよく見えなかった
猿用の吊橋が見えてきた。
猿専用なので手すりは無いね
めっちゃ怖そう。
そして最後は新柳河原発電所
どうしてこのデザインを採用したんだろうね?
魔法ショップとか回復の泉とかありそう。
もっと見たいけど
列車は普通に通過して
無事に宇奈月温泉駅に到着。
駅から出て最後に新山彦橋を眺める。
ちょうど貨物専用車が山に入っていくところだよ。
ちなみに下の色が褪せた方はトロッコの旧道なんだって。
(今は一般者が普通に渡れるようになっています)
では、そろそろ観光客から
ツーリングライダーに戻りましょう。
コインロッカーに入れていたジャケットを
回収してライダーに変身!
K14で少し戻って新川スーパー農道へ
米の香りがする
とっても走りやすい道
この後は長野県の白馬泊なので
もう寄り道しないで向かいます。
(まだここって富山県だしね)
日本海側のメインルートのR8で北上
時間があったらヒスイ探しをしてみようと
思っていたヒスイ海岸を過ぎたら新潟県です。
海沿いギリギリは走れるルートだけど
半部以上こんな洞門の中を走る
出たら海が見えて
またすぐに洞門の中に入る
パターンを繰り返す
海は綺麗だけど
先に見える雲がめっちゃ気になるんだよね。
まぁ、気にしても仕方が無いので
親不知ピアパークにピットイン
ここで軽く珈琲タイム
親不知ピアパークからは
去年東北に行くときに「スゲー道やな」と思った
海に張り出した高速が見えます。
去年は上を爆走したけど
今年はその下を走る
そして糸魚川まで来たところで
路面が濡れてきだした。
糸魚川からR148で白馬方面へ曲がるけど
道は完全にウェットだぞ。
みんなの「雨が降ればいいのに」と言う呪いを
背負ってのツーリングなので雨は覚悟してたけど
どうなる?
[晴れ男 VS 雨乞い]
保険でカッパ着る?
メンドクサイよね?
そんな葛藤をしていたけど
どうもザァーと降った後に通過したみたいで
雨粒が降ってくることは無かったよ。
晴れ男の勝利みたい。
長野県に入って道路も乾いたところで
道の駅小谷
いましたよ
メタルドラゴン
でっかい奴は
プテラノドンを食べてる?
とりあえず恐竜だろうが
龍だろうがドラゴンには変わりないので
リアルシェンロンを
あ、後ろでちびっこい子も
一緒にやってくれたました。
んじゃ、仲良しの舞いを
あ、遊んでたらどんどん暗くなったので
先を急ぎましょう。
長いトンネルをいくつか越えると
どんどん高原になってきて
白馬に着きました。
ホテルをナビに入れていたので
場所を確認してチャックインの前に白馬の山手にあった
カレー専門店で夕食
インド風サラダ ↓
普通のドレッシングの方が良かったかも
キーマカレー(やや辛口) ↓
美味しいけど汗が出る
そしてナン ↓
でかいよ~
フワフワモチモチでこれは美味しかった。
食べ終わってじゃらんアプリで予約していた
ホテルへ
もう夕食も取ってるので
温泉に直行です。
少しカルキ臭が残念だったけど
貸切で最高なのでありました。
こうして移動日だった1日目は終了
ツーリングの朝は早いので
私は寝ます。
それでは皆様・・・
響の夏休み:2日目につづく