今日はカワセミ号のタイヤの慣らしか?と

思わせといて「ポコポコーーー」っと可愛いエンジン音の

ちびっ子Blue・bee(青蜂)号でお出かけします。


1 ホームの峠から.JPG



近所の峠を越えて

今日は初めてBlue・bee号と本州へ渡るのだ。




しかし高速や都市高速が使えないので

本州へ渡る関門海峡までの道のりが長くて

すでにツーリングなのだ。

(関門海峡=カワセミ号だったらタダの待ち合わせ場所です)



なので普段通ってる道ばかりじゃ

退屈なので合馬(おうま)峠の途中から

脇道に入ってみた。


2 脇道へ~.JPG



むか~し、昔、

MTBのGT号で走った遠い記憶があるけど

どんな道だっけ?




と、先へ進んで見ると・・・




あ、そうそう

こんな林道じゃった ↓

1 ブランド竹の子の山.JPG

ブランド竹の子の竹林の中を抜ける

林道でした。



で、この林道の写真を撮ってると

アクシデントがBlue・beeの身に起こるのである。




ねぇねぇ、上の写真の道って

登ってる?

下ってる?




僕はホボ平坦だろうと思って

エンジン掛けたまま

停めてたんだけど

余所見してると

「カシャン!」と鳴るので

見てみるとBlue・bee号の奴が昼寝してやがった。



勝手に前に動いてサイドスタンドが外れる

典型的な昼寝パターンだ。




ここって平坦じゃね~のか?



森の妖精さんが押したのかな?・・・キット

(顔がタケノコの妖精か?)





ちびっ子バイクなので

転んでも「ポテッ」って感じなので

チャリンコを起こすような感じで

ヒョイって元通りしたのは良いのだけど・・・・



2 意外とヤワじゃな.jpg


曲がるんかいっ!





TAKEKAWAさんのレバー

意外とヤワですか?



ま、折れてないだけいいけどね。



指2本でも使えるクラッチの軽さなので

この猫のヒゲみたいになったレバーで

問題なくツーリングを続けます。

(低ギヤ以外はクラッチ使わずギヤチェンジするしね)




竹林の林道を進むと

こんな交差点が ↓

3 林道あるある.jpg


たぶんサイクリングロードも混じっての

交差点ですが廃れ過ぎて標識が無い・・・(汗)




僕は下りたいので

BかCのどっちかで迷ったけど「B」へ



2 しゅてきな林道.JPG


正解だったのかどうか

微妙な道じゃネ?



たぶん、どれも似たり寄ったりの道だったと思うけど

そのまま進むと・・・


4 これってサイクリングロード?.JPG


標識も何も無かったけど

いつの間にかサイクリングロードを走ってる感じだ。



荒れ放題のサイクリングロードなので

標識も分岐の数ヶ所しかないし

コケが生えまくりで誰も走ってないみたいだ。




そのまま走り抜けて普通の道に出て

小倉南区を抜けます。



5 上はモノレール.JPG



モノレールの下を通って

その先に南海部品があるのを思い出したので

レバーがあるなら交換しようと思って

寄って見た。


7 途中にある南の海に寄る.JPG



でもアフターパーツのクラッチキットのレバーなので

注文になるというので

そのまま店を出て

停まったついでに近くのコンビニで休憩。


6 PM2.5も防ぎたいと思います.JPG


缶コーシーと

PM2.5と黄砂と花粉対策のため

マスクを購入。

(この時期って色んな物が飛びすぎじゃネ?)




マスクをしてヘルメットのインナーシールドを

下ろすとかなり怪しい人になるけど

そのままツーリング続行!


8 セメントの道.JPG

「カニ・カキロード」を北上!


太刀浦のコンテナ基地までやってきました。

9 あぶない刑事と撃ち合う場所.JPG


そして門司港のはずれにある

僕の癒しスポットへ


3 廃墟です~.JPG



昭和に食料難の対策のために建てられた

米穀倉庫の跡ですが

何度見てもエェわぁ~~。


4 門司港で一番大好きな廃墟.JPG



たま~にフリマなどで開放される時もあるけど

今は何もイベントが無いので

寂しい空気がながれています。


5 国民の胃袋を支えてきました.JPG



グル~と半周だけ

外から覗き見しちゃうよ。


6 いつまでもこの寂しげな感じを残して欲しい.JPG



哀愁漂う米穀倉庫から

先へ進むと関門トンネルで活躍した

EFが展示しています。

7 関門トンネル用の車両です.JPG


門司港観光トロッコの駅なんだけど

そこで自撮りタイム!


8 楽しい自撮りの時間です.JPG


後ろに見えるのは関門橋。



よし、あれを見下ろすところに寄ってみるか?



11 めかり公園へ.JPG



めかり公園に上がって

ちびっ子バイクの特権を活かして

さらに登ると橋が見下ろせます。


10 今日はこの対岸で遊びます.JPG


イヤ~! いい眺めだこと。



海峡独り占めって感じ


9 城山です.JPG


そんな関門海峡が見渡せる場所ですが

こういった場所に必ずあるのが

明治の砲台跡である。



10 城山砲台です.JPG



一番狭い場所が狙える位置にある

城山砲台




今日もひっそりとその面影を残していました。


11 砲台の上で儀式を.JPG



砲台跡の上で儀式を終えて

響と青いちっこい奴は山を下ります。





そしてやってきた

関門トンネル

12 バイクで初です.JPG

の、「人道」




門司側は無人なので

地下の人道トンネルまでのエレベーターにスルーで

入れます。



人専用と車両を載せれる大きなエレベーターの2基があるので

当然大きな方に乗る。

(最初、間違って小さい方を呼んで「これ、窮屈じゃネ?」と思ったのは内緒)

13 もう気分は戦艦のドックエレベータです.JPG


ど、どうですか?この雰囲気



宇宙戦艦のドックからカタパルトまで異動してるような

気分じゃないか!




そして発射口へ

14 けっこうきちゅい.JPG


そんなワクワクする

関門トンネル人道をBlue・bee号を押して歩きます。




Blue・bee号ってヘルメットホルダーの位置が

とっても良い場所にあるのでヘルメットをつけたままでも

何も干渉する場所が無いので

手ぶらで押せます。


12 このメットホルダーの位置はいいぞ.JPG



そんな乗っても押しても楽しい

ちびっ子バイクを押してると

アッと言う間に中間地点の

県境に着きました。

(下りだったからな)


15 定番の県跨ぎ.JPG


定番の「県またぎ」



ゆっくりと跨ぎポーズなどを撮ろうと思ったけど

この人道ってジョギングやウォーキングをしてる人が多いので

邪魔にならないようにサッサと先へ

16 もうずっと上りです.JPG


しか~し!



この中間地点が一番低い所にあるので

山口県は全部登りなのであります。



山口県はいきなり響とちびっ子バイクに

試練を与えるのである。




軽い!軽いと思ってたBlue・bee号が

だんだんジャブのように僕の体力を奪っていく



押してる腕がダルくなって来たぞ。



後ろから来るペチャクチャしゃべりまくりの

おばちゃんのウォーキンググループを

先に行かせて体力を温存すべく

歩幅を小さくして押していく響



こんなツーリングの序盤で

体力を使い切るわけにはいかないのだ。



海峡がこの時ほど長く感じた事はない




そしてなんとか腕にすこし乳酸が溜まったけど

体力を温存した状態でゴール!


14 これも穴ポコ.JPG


徒歩でもチャリンコでも

楽勝だった関門海峡を

バイクを持ち込んで勝手に試練にしてしまった冒険も

無事に本州に渡って終了!



そして再びあの空母のカタパルトに登る

エレベーターの妄想タイムを楽しんで

メタリックな扉が開くと現実世界の下関です。





で、そこで通行料金を払うのだけど・・・



アレ?

17 良く見りゃ50cc以下じゃネ?.JPG

「50cc以下」???



下関側には窓口に人がいるので

「あの~、原付は通れると思って

通って来たのですが110ccってOKだったの?」



と、聞くと「50cc以上は関門トンネルの車道を通れるので

そちらを通ってもらうことになります。

通って来ちゃったのは門司側に誰もいないので

仕方ないけどその前にキツかったでしょ?」と

言われました。



うん、キツかった。




と、言うわけで原付だったら普通に通って良いと思ってたけど

二種は車と同じ速度で走れるので

車道を通らないといけないみたいです。

(料金は同じく20円)

※:関門トンネルを走れるのにワザワザ押して歩く好き者はいないだろう




では、Blue・bee号初の

本州編の始まりじゃ~!

15 イテキを撃つ.JPG


長州の砲台で気分を盛り上げて

下関を探検します。

(本州と大げさに言ってるけど渡ったその周辺だけをブラブラする予定です)



19 海峡を見ながら走ります.JPG


とりあえず関門橋の下を通るR9を走ります。

(地図を見るとなぜか橋の下だけ国道9号線)



走り出して4kmほど走ると

関見台公園があるので

早速寄り道開始です。

17 歩きますがこれくらいはへっちゃら.JPG


駐車場にBlue・bee号を停めて

徒歩~~!



この坂を登りきると

鯨がいます。

17 フクの街の以前は捕鯨の町でした.JPG


デカイです。

(ガルダ級輸送機じゃな)


18 昭和の遺産です.JPG



シロナガスクジラ型の展望台だよ。



いや、展望台のだよ。





前に水族館がこの下にあって

これはその施設の一部だったのだけど

水族館が台風被害で移転して

このクジラの展望台だけが残って

今は市に寄贈されて残されてるようです。

(※ 移転した水族館は同じ下関にある「海響館」) 

 ↑ この場合は「うみひびき」じゃなくて「カイキョウカン」と読め




19 骨格を並べてるので実際の大きさに近いようです.JPG



現在は入れないけど

クジラの展望台の下にシロナガスクジラの

骨格が併設されてるので

実際の大きさを再現してるようだよ。


20 昔の水族館の名残です.JPG

今は河豚の街として有名だけど

一昔前は捕鯨の街だったのだ。

(現在も調査捕鯨船が少ないけどあります)




で、同じ公園内にある串崎城跡は

スルーして先へ行く響と青い奴

(城跡は石垣しかないからな)



関見台公園から出てすこし走ると

長府です。


21 長府の路地です.JPG


この長府って

古い町並みがたくさん残る

素敵な街なんだよ。



街に流れる川の中には

人馴れしたカモがプカプカ浮いてる。


20 お尻を押してあげたい.JPG


お尻で挨拶されました。




マップルもナビも無い

手ぶら状態で遊んでるので

適当に路地を漁ってたら

菅屋長屋門・古江小路に入れました。

26 いい感じで残る土壁通り.JPG

この通りが長府で一番

当時のままの姿が見れる場所かも。



で、さらにウロウロしてると

僕の大好きな高杉晋作さんを発見!

25 おもしろきなき世をおもしろく.JPG


功山寺です。


高杉晋作が挙兵したお寺だ。




一度来た事があるけど

ここの高杉さんに会うのは初めてだよ。

(端っこにいらっしゃるんだもん)




そして功山寺の山門


22 功山寺の山門.JPG


立派です。




この参道の脇で

こんな巨木を見つけました。


23 大木発見.JPG


太さはそれほどでもないけど

背が高くて肌荒れが凄い木です。




なんて木だ?


24 あ~、剥きたくなる~.JPG


か、皮、ムキてぇ・・・



皮を剥きたくてたまらい衝動にかられる

木だぞ。



木の横に親切に案内板があって

「槙(マキ)」て木らしい。




境内の中央には国内最古の仏殿があって

さらに敷地の端には長府博物館がある。

21 博物館です.JPG

この建物の重厚感がたまりません。



今日は入らないけど

坂本龍馬の「新政府綱領八策」などの幕末の

資料がたくさんあるんだよ。


23 歴史を感じるよ.JPG



後は引き続き迷路のようになった

古い町並みの中を探検してると

お腹が空いたので

長府の商店街に出て食べま~す。

24 お好み焼きです.JPG


お好み焼きだよ。



メニューに「オススメ」シールが貼られていた

広島風のもちチーズ焼を注文。



待ってる間、スマホのゲームで遊んでたけど

あ、こんなことしてないでクラッチレバーを発注しなきゃ、と

ササッと検索して注文し終えると

お好み焼き登場!




見ますか?





27 ちょうど良い密度のマヨビーム.JPG

本場、広島だと「邪道」と言われる

マヨがビーム光線となって

彩ってくれています。



お代わりのマヨビーム砲もテーブルに置かれてて

クロスビームをかけたい衝動をおさえつつ

これ以上は体に悪いので

このまま頂きました。



お好み焼きはもっちりして

チーズが香ばしくてなかなかイケてるよ。

(メニューに入ってる食材を言ってるだけの感想じゃネ?)




んじゃ、下関を横断

25 大移動中.JPG



綾羅木方面に抜けて

響灘が見える方へ


26 気になってた橋.JPG



「長州出島大橋」


28 渡って見たかった橋.JPG


渡れません(汗)



人工島整備事業のための橋で

ここは軍か?と思うような柵と警備員が

いらっしゃって普通の人は渡れません。




も~ぅ、プチ角島大橋気分で走れると

思ったのにぃ!




仕方ないので海沿いのR191バイパスを戻ります。


27 海が一望できる団地.JPG


更に戻って彦島へ


28 ヒコットランドへ.JPG



細~い川のような瀬でギリギリ島になってる

彦島へ

(別名:ヒコットランド) ←住んでる人は嫌ってる呼び名だけど個人的には可愛いので好きです。




その彦島を西に向かうと小さな橋が架かってる。





30 欄干が竹の子?.JPG


この橋を渡れば竹ノ子島です。



小さいけど

この橋が無かったらこの竹ノ子島も「離島」です。



その彦島と竹ノ子島の間は

狭い海峡になってるので

潮の流れがめっちゃ速いぞ。

31 かなり流れが速いです.JPG


この先は細い道ばかりで

車では探検できなかったので

ちびっ子バイクで来てるついでに竹ノ子島を探検しよう!




と、言ってももっすごく小さな島なので

島に入って1分くらいで行き止まり!(笑)

32 あの民家のとこで行き止まり.JPG


↑ あの民家のところで道が無くなって

裏の畑が島の先っちょみたいです。




先っちょはなんともあっけない感じだったけど

今は無くなってしまった台場鼻灯台の跡地へ

行ってみよう!



目印はでっかい電波塔なのだけど

そこに行くまでの道が困難でした。

29 見えてる島は六連島.JPG


地元の人に道を聞いたけど

小さなバイクじゃないと無理です。


じゃ、なきゃ歩けば良いだけの話だけど

いつも歩きの多い僕のツーリングでも

基本的に歩かないですむなら

歩きたくない派でございます。


33 小さなバイクじゃないと絶対無理.JPG


なのでゴリゴリと道じゃない

所にお邪魔しております。



34 ここから歩くしか無さそうだ.JPG



もう、これ以上は無理だな?



畑の端っこに

バイクを置かせてもらって

そこからは歩きます。


30 アプローチする道.JPG


歩きながら海側を見ると

六連島が見えるよ。


37 画面に見えるプツプツは脳喰い虫.JPG



小道の上にあるビニールハウスの

敷地の端っこを通って抜けると

台場鼻灯台が在った場所へ着きました。


30 灯台の塀発見.JPG



この塀は灯台があった時の名残かな?


31 唯一残ってるもの.JPG



ほかになにか無いか探したけど

後は基礎の一部が埋もれているのと

この残骸だけでした。

32 これも残骸?.JPG



2009年に台場鼻灯台が撤去された後は

この立派な電波塔が頑張っています。

35 あの階段のぼりてぇ.JPG


関門海峡の西の出入り口と

洞海湾の出入口の交差点に位置する

重要な場所なので最新の設備が必要だったのかもしれません。

(しばらく灯台とこの電波塔が同時に建ってたようです)


33 電光掲示板は矢印?.JPG


しかもここは

潮流がやたらと速い場所なので

潮流信号灯としての役目が大きいようだ。


36 カッコイイプレート.JPG



かつて明治の灯台が見つめていた

方角には北九州の工業地帯が見える。


34 対岸は新日鐵住金.JPG


新日鐵住金の工場




灯台跡を見つけて満足したので

竹ノ子島から出て

彦島の田ノ首方面(南端)へ


35 海峡沿いの道.JPG


やっぱり道が迷路でわかりにくい

彦島の道に惑わされながら

島の南端に到着。


38 どこでも絵になるBlue・bee号.JPG


たしかこの海沿いに・・・




あッ!


あった、あった。






プールの廃墟

39 廃墟パトロール任務完了.JPG



なかなかレアな廃墟じゃろ?




廃墟ハンターが登ってるとこはたぶん

プールの滑り台だと思う。

(幼児用?)



響灘が見える素敵な廃墟で

廃墟ハンターのパトロールは完了!





じゃ、そろそろ帰ろうか?

Blue・bee号さん



36 あやらぎ~ってトコ.JPG


帰りは普通に関門トンネルを目指します。



梅光学院大の前を通って

ほんと久しぶりに通る関門トンネルへ

37 何年ブリだ?.JPG


料金所で20円払って

マスクをしっかり密着させて

トンネルへGO!


38 九州へ.JPG


真夏は人間が生きる環境じゃないトンネル内ですが

たまたまトラックが少ない時間帯と

暑くない季節のおかげで

ちゃんと呼吸ができて苦しくなくてよかっぱ。




こうして無事に九州に戻って来たけど

例によって高速も有料道路も使えないので

来た道を戻るのだ。



あ、そうだ、

来た道と同じカニカキロードを戻ると「1日1カッパ」だ!


40 1日1カッパ.JPG


ほら、トンネルの壁面にカッパ!




いつも通りながら見てるけど

今日はバイクなので停まってみたよ。

41 大積トンネルの河童.jpg


かなり地元の人しか通らないルートだけど

なかなか素敵な壁画が施されてるのだ。

(海御前とカッパのクォリティに大きな差を感じるケロ)




では、カッパも見たし

すべてのMissionを終えたので

大積トンネルを抜けて秘密結社基地へ

39 ホームへワープ!.JPG



次はどこの町を探検しようか?




今日はあまに不評だったハンドルカバーをはずして走ったけど

やっぱレザーグローブじゃ手が冷たくなっちゃったので

見栄えもするナックルガードをレバーと同時に注文しました。



[KSR110あるある]

・軽いと思って適当に停めると動く
・軽いと思っててもレバーは普通に曲がる
・軽いと思って押すと3分後に重さが3倍になる
・森の妖精さんのイタズラに合う
・でもやっぱり可愛い奴